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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(20)『その女アレックス』ピエール・ルメートル(文春文庫)

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今年の読書(20)『その女アレ...
本書は三部構成ですが、一章を読むごとに物語はどんでん返しを繰り返し、終わりはにんまりとしてしまいました。

30歳の看護師<アレックス>は、ある夜見知らぬ男に拉致され、使われなくなった廃屋のなかで木組みの檻に詰め込まれ、裸のまま麻のロープで釣り上げられて閉じ込められてしまいます。
読者はこの哀れな女性に対して、今後どうなるのかと気をもむのですが、傷つきながらも無事に逃げ出し、第二部では<アレックス>は、硫酸を用いた連続殺人犯として身元の分からいまま警察を翻弄していきます。

刑事役の<カミーユ>は、身重の妻を誘拐犯に殺された過去がありながら、地道な捜査で<アレックス>の足取りを追いかけていきます。

第三部で<アレックス>の過去が明るみに出てきますが、<カミーユ>と<アレックス>の交互の視点から物語は描かれており、<カミーユ>の周りの脇役の刑事たちの性格描写も素晴らしく、最後まで一気に読ませるミステリーでした。
#本 #読書

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せんべい
せんべいさんからコメント
投稿日 2016-02-15 00:29

表紙の絵からしばらく目が離れませんでした。

おしりに見えたので。。。。

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2016-02-15 00:38

アハハ、文中では裸で檻に閉じ込められているのですが、表紙には向かないようで、控えめに描かれているみたいですね。 (苦笑)

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