植物好きとして<ファルコン植物記>を日課のごとくシリーズ化していますので、本書を見つけたときは、嬉しくなりました。
本書は1940(昭和15)年に<柳田>自身の装丁で刊行されていますが、<柳田>が逝去(1992年8月8日)した同年(昭和37)年9月に角川文庫版が出ています。
「野草・野鳥」とも、民俗学者の肩をこるような学術論文ではなく、それと正反対の<雑記>という散文形式で、著者の細やかな作業が伝わる内容です。
身近な「タンポポ」や「ツクシ」・「ペンペングサ」等の地域による名称の違い、「百舌」や「時鳥」・「郭公」・「雀」といった身近な鳥たちの民族的な意味合いなど、興味ある話題が楽しめた一冊でした。
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