2006年3月から間は飛ぶが2007年7月にかけて、著者のにちじょうの生活形態を綴りながら、日記のような形で哲学が語られています。
哲学の専門家の文章に対して、わたしには解説すべき力もありませんが、膨大な登場人物の列挙とその人物の代表的な著書を開設しながら、自説を展開しています。
「何でみえるのか」、「何でいつも今なのか」、「もしかしたら私は存在しないのではないか」ということを自ら問い詰め、思考することは、世界を言語によって再現することではなく、世界を言語によってまったく新しく構成することなのだとの姿勢を貫かれています。
一度の読書ではなかなか専門分野の「言語」にはなれませんが、再度読み替えすべく手元に置いておきたい一冊でした。
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