今回の新開地駅の<生け花>は、生けられた先生の名札がなく、また素材が
「ニホンスイセン(日本水仙)」 一種のみですので、生け方の特徴も見当たらず、どなたなの作品なのかがわかりませんでした。
<スイセン>の原産地は地中海沿岸から中近東にかけてで、原種としては約50種が分類されており、そのうち本種だけが日本や中国に分布しています。
一説によりますと、中国南部から黒潮によって流れ着いたのが海岸に到着、根を下ろして日本に自生したと考えられています。
いくつかある<寒咲き>の品種として、「ペーパーホワイト」や「グランドソレドール」などが有名ですが、中でも本種は一番遅く咲くといわれ、<スイセン>の中でもひときわよい香りを漂わせる品種です。