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- ファルコン植物記(822)淡桃色の花【ハマナデシコ】
名称通り、本来は海岸の崖や砂地に生育している【ハマナデシコ(浜撫子)】は、ナデシコ科ナデシコ属の多年草で、日本・中国が原産地です。
茎は株状になり、下部は木質化して堅くなり、高さは50センチ程度です。
花期は6月頃からと「ナデシコ」の仲間としては遅く、別名「ナツナデシコ(夏撫子)」と呼ばれる所以です。
江戸時代から品種改良が進み、花色も赤紅色、白色等があり、花径15ミリ程度の5弁花を、茎の頂上に集散花序で密に咲かせます。
写真でも見えていますが、<蕚筒>は長さ15~20ミリと長めでよく目立ちますので、見分ける時のひとつの判断基準となる部分です。
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