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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(50)『サイレント・ブラッド』北林一光(角川文庫)

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今年の読書(50)『サイレント...
父親が突然失踪した息子の<沢村一成>は、大町署の刑事<袴田>から、雪解けに伴って父親の自動車が発見されたことを知り、現場に向かいます。
宿泊先の娘<深雪>と知り合い、二人して父親の捜索を始めますが、何者かによる妨害行為を受けることになります。

捜索を進めてゆく過程で、霊感師<オババ>の話などから、突如として職漁師としての祖父と共に子供の頃から山奥で暮らしていた父親の意外な過去が分かり、失踪の原因となる経緯が判明してゆきます。

非常に読みやすい文章構成で、奥深い山岳を舞台に時代背景がしっかりと組み込まれ、登場人物の性格設定も良くできており、最後まで飽きることなく一気に読み終えました。

残念ながら著者は、2006年に癌を発病して亡くなられています。
『ファントム・ピークス』(松本清張賞最終候補作)に次いで、死後に友人たちの手で刊行された一冊です。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2013-04-14 21:21

いいお話ですね(小説も)。
お人柄なんですね。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2013-04-15 16:11

若くして(!?)亡くなられたようですが、作品が残るというのは素晴らしいことですね。
モノづくりの立場としては、嬉しいことだとおもいます。
樹牡蠣があれば、第一作目をまた読んでみますね。

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2013-04-15 00:51

ちょっと読みたくなるないようですね…d(^_^o)

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2013-04-15 16:13

そうそう、Toshiakiさんのように山登りをされる方には、登山用語などでてきますので、いいかもしれませんね。

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