今年の読書(2)『幽霊人命救助隊』高野和明(文春文庫)
1月
2日
それぞれの理由で自殺した4人ですが、天国までたどり着けず、神様が「下界に降りて100人の自殺志願者を救えば、天国に行かせてあげる」という筋書きです。
警察庁の資料によりますと、1998(平成10)年には24000人の自殺者数でしたが、翌年の1999(平成11)年には33000人を超え、以後昨年度まで毎年3万人以上の人が自殺で亡くなられています。
経済的な理由、病気、ローン問題、受験等、それぞれ問題を抱えた自殺志願者をいかに助けてゆくのか、読みながら小説というよりも、世相をよく表した社会分析書だとおもいました。
お正月に向かない話題かもしれませんが、年の始めだからこそ、手を差し伸べられる温かい社会環境を、望みたいところです。
投稿日 2012-01-02 20:35
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投稿日 2012-01-03 17:36
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投稿日 2012-01-03 17:43
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投稿日 2012-01-04 03:08
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