1912年4月に英国から米国に向かう北大西洋上で氷山に衝突、沈没した豪華客船が、「タイタニック号」です。
元町から神戸のJR高架下の通りを歩いておりましたら、某店先にタイタニック号の模型を見つけました。
神戸におりますと、港町ということで客船の模型はずいぶんと見てきていますので、そんなに珍しくはありません。いつもなら通り過ぎるのですが、電灯がともされ、何とも言えぬ雰囲気を感じましたので、足を止めて見入ってしまいました。
私の子供の頃では、模型の電灯といえば、直径1センチ弱の豆球しかありませんでしたから、このような客船に利用することなど、サイズ的に無理でした。
綺麗に輝き甲板を照らしているのはLEDです。
客船摸型に限らず、電気部品の小型化で、いろんな楽しめ方が出来そうだと感じていました。
主人公は<夢水清志郎左右衛門>で、自称<名探偵>で「事件をみんなが幸せになるように解決する」ことを信条としています。
本書のタイトル『ギヤマン壺の謎』は、大江戸編序章に納められている3事件のうちのひとつで、長崎の出島で起こった高価な「ギヤマンの壺」が蔵からなくなった事件を持ち前の推理力で解いていきます。
長崎から江戸に向かう途中に知り会った土佐弁の侍との道中記にも謎解きが入り、竹光の刀ながら、『天真流』の使い手である<中村巧之助>も登場、江戸に付いた<名探偵>は、三つ子の三姉妹が大家の長屋に住むことになり、 そこには<中村>をはじめ、変人の絵描き<絵者>や瓦版屋<真理>が住んでいました。
昨日のことも忘れてしまう常識ゼロの<名探偵>ですが、目の前で起こる事件に関しては名推理で事件を解決、ユーモアに富んだ一冊でした。
京都は着倒れ、大阪は食い倒れ、神戸は履き倒れと言われた時代が懐かしくなってしまいました。
神戸の靴を中心とするケミカル産業も、阪神淡路大震災で靴工場が全滅的な被害に遭い、韓国・中国に生産がシフトしてしまいました。
某靴の卸問屋の店先で売られているスポーツシューズ、500円は安いですね。
残念ながら、わたしは足が小さいので、サイズが合いませんでしたが、サイズがあれば買っていましたね。
輸入してのこの価格の販売が成り立つのなら、神戸の靴メーカーはとても太刀打ちは出来ないでしょう。
ハイカラ神戸という、あやふやなイメージの言葉がありますが、「これだ」というデザインの特徴でも出さないと、靴メーカーとして生き残れないかもしれません。
ふと見上げた吹き抜けの空間。
向かい同士の手すりをつなげるように、水色のリボンが渡されています。
ひらひらとした生地でしょうから、どうやって向かい側に渡せたのか、しばし考え込んでしまいました。
何か棒のようなものを先端に付けて、向こう側に渡したのかもしれませんが、それにしても5メートルほどの距離もありますし、はて?
見上げながら考えていたら、首が痛くなってしまいました。
著者の短篇集として<森博嗣自選短篇集>の副題が付いていて、13篇が納められています。
タイトルになっている表題作は、13篇目に収録されていますが、ファンタジックな物語でした。
著者自身が某国立大学の工学部の教授と言う立場ですので、『キリシマ先生』の一遍は、現実的で面白く読めました。
どんでん返しの『卒業文集』、ミステリーっぽい『虚空の黙禱者』や『小鳥の恩返し』など、著者の特性がよく表れた作品集でした。
神戸布引ハーブ園には、「ハンカチの木」があり、春先に白い苞(ホウ)を付けて、本当にハンカチを広げたような姿を見せてくれます。
花が咲くまでに10~15年の期間が必要な木ですので、なかなかお目に書かれる機会は少ないかと思います。
住宅街の植え込みに珍しい花を見つけました。
こちらは「ハンカチの花(コンロンカ)」です。
花のガク片の1枚が大きくなり白色花弁化して、まるでハンカチをヒラヒラさせているように見えませんか。
緑の葉に、白いガク片、そして花は星型の黄色です。
暑いこの時期、涼しげな色合いで楽しませてくれています。
幾度となく利用している阪神三宮駅。
まったく気がつかなかったのですが、ホームの柱に非常出口への案内板が貼ってありました。
なんと床面から30センチの場所で、普通に歩いていては気がつかない高さです。
目線のいい高さの所にはすべて広告が並んでいます。
こんな場所に貼っていて効果があるのか、改めて疑問に思いました。
現在の阪神三宮駅は地下街の「サンチカ」につながる西出口1ヵ所だけしかありませんので、乗客は知らずともそちらに向かいます。
奈良なんば線も開通して、乗降客数も増えるとのことで、2007年10月から東側の出口を作るべく工事が進められていますが、完成は2012年年度末と聞いています。
完成までに大きな事故がなければと、按ずるしかありません。
北海道興部の豪雪の夜、一人の女性の黒焦げ死体が発見されるところから物語は始まります。
ミステリー作家の<神崎慧一>は、致命的な新形ウイルスを主題にした『モナリザの涙』を出版しましたが、評論家<生野幾太郎>の「ウイルスが無生物の絵画の中に潜んでいるとは無知な」と酷評され、落ち込んで筆を絶ってしまいます。
かたやH5N1型鳥インフルエンザらしき病人が沖縄で発生、札幌にある感染症の指定医療病院の院長である<内倉洋次郎>は、兄の厚生大臣<内倉創太郎>に記者会見の要領を教えますが、沖縄の感染も落ち着いたころ兄の隠し子である<神崎>が病院に現れ、その日のうちに亡くなってしまいます。
彼の治療に当たっていたのが、院長の<洋二郎>と医師<山口雄吾>、そして冒頭の女性の看護師でした。
<神崎>は国際的に動いている画商<榎本>に誘われ、ノルウェーの画家<ムンク>のオスローにあるかってのアトリエに出向き、その際トルコの贋作グループに接触、目の前で突然発病したトルコ人に驚き、香港経由で成田へと帰国、自分の体調がおかしいことに気づき、実父の立場を考えて急きょ伯父の病院のある札幌まで出向きました。
<山口>は<神崎>の死に間際の言葉とパスポートから彼の行動を推測、無生物の宿主ではウィルスの生存は無理ですが、ボール紙に繁殖する「ダニ」であれば、「ネズミ」との生態関連で新形ウィルスの変異が可能なことを突き止めていきます。
1918年の「スペイン風邪」をはじめ、1957年尾「アジア風邪」、1968年の「香港風邪」などの歴史を踏まえ、緻密に計算されたバイオミステリーが楽しめた一冊でした。
あ~あ、本拠地の甲子園球場での巨人3連戦、2敗1分けで勝つこともなく終わってしまい、この敗北で、リーグでの自力優勝はなくなりました。
せめて真弓監督の誕生日の7月12日の試合は勝利して、盛り上げなあかんやろ。
明日からまた甲子園球場で、「中日ドラゴンズ」との3連戦です。そのあとは再び巨人3連戦。
根性入れ直して、頑張れ「阪神タイガース」!! 街を走るファンの愛車も、泣いとるぞ!!
ここは三宮の南側にあります神戸国際会館の所です。
この階段をおりますと、「サンチカ」という、地下街の商店街につながるのですが、こう暑くてジトジトした天気の日には、さすがに誰も座ってはいませんでした。
いつもなら、真ん中のベンチ部分にアベックなどが座って話し込んでいるのですが、ものの見事に誰もいないのに驚きました。
夏の間だけは、さすがに日のあたる所は避けられるようですね。
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