『このマンガがすごい!2025』@(宝島社)
12月
13日
漫画ランキング本『このマンガがすごい!2025』(宝島社)が、12月13日に発売されています、
ランキングで今年のオトコ編第1位は『君と宇宙を歩くために』(作者:泥ノ田犬彦)、オンナ編第1位は『環と周』(作者:よしながふみ)が選ばれています。
「マンガ大賞2024」大賞も受賞した『君と宇宙を歩くために』は、勉強もバイトも続かないドロップアウトぎみなヤンキーの「小林」と、クラスの変わり者「宇野」が出会い、「普通のことが苦手」という悩みを持つ2人が、悩みながらも楽しく生きるために奮闘する友情物語です。
『君と宇宙を歩くために』は、2023年3月に読み切り漫画『東京人魚』(アフタヌーン四季賞2022年秋 準入選)が講談社の漫画配信サイト「コミックDAYS」に掲載されてデビューした作者<泥ノ田犬彦>にとって、はじめての連載作品となった作品です。アフタヌーン編集部が運営するマンガ配信サイト「&Sofa(アンドソファ)」で連載が始まるや否や、「普通」が苦手な「宇野」と「小林」が、それぞれ壁にぶつかりながらもお互いに影響しあって奮闘していく姿が多くの読者の共感を得て、本年度のオトコ編第1位に選ばれています。
『大奥』(白泉社)『きのう何食べた?』(講談社)などの大ヒット作を連発し、漫画好きを熱狂させ続ける<よしながふみ>による『環と周』は、さまざまな〈好きの形〉を描いた作品です。「環」は仕事の帰り道、空き地で娘の「朱里」が同学年の女の子「則本さん」とキスをしているところを目撃してしまいます。帰宅して夫に相談しますが、夫は思うところがあるようです。
実は、夫も「朱里」と同じ中学3年生の時に同級生の男の子を好きになった事がありましたというストーリーです。「環」と「周」が転生を繰り返し、めぐりあうさまざまな時代の2人が描かれた連作短編集が、オンナ編1位を獲得しています。