「1ドル=153円46銭」(12月13日)
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13日の東京外国為替市場で、円相場は6営業日続落でした。17時時点では前日の同時点に比べ25銭円安・ドル高の「1ドル=152円82〜84銭」で推移しています。一時は「1ドル=153円09銭」近辺と(11月27日)以来およそ2週間ぶりに153円台まで下落しています。
12日発表の米物価指標が市場予想を上回る結果となり、同国のインフレ圧力の根強さが意識されました。同日の米長期金利が上昇し、円やユーロなどに対してドルを買う動きが優勢でした。
12日米労働省が発表しました11月の米卸売物価指数(PPI)は、前月比(0.4%上昇)しています。上昇率は市場予想(0.2%)や10月(0.3%)を上回りました。米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが緩やかになるとの見方から、米金利の先高観が強まりました。日米金利差が開いた状態が当面続くとの見方から、円を売ってドルを買う動きが出ています。
日銀が18〜19日の金融政策決定会合での利上げ判断を見送るとの思惑が広がっている点も円相場の重荷でした。13日、日本経済新聞電子版は日銀について、国内の賃金・物価の動きを含め慎重に情勢を見極める構えで、12月会合では追加利上げを見送る可能性がある、と伝えています。