『ハウルの動く城』の原作でも知られる<ダイアナ・ウィン・ジョーンズ>の同名児童文学を、スタジオジブリが同社初の長編3DCGアニメとして映像化した『アーヤと魔女』が、2021年8月27日より全国で公開されます。
1990年代のイギリスを舞台に、自分が魔女の娘とは知らずに育った少女「アーヤ」が、奇妙な家に引き取られ、意地悪な魔女と暮らすことになる姿を描きます。孤児として育った10歳の「アーヤ」は、なんでも思い通りになる子どもの家で何不自由なく暮らしていましたが、「ベラ・ヤーガ」と名乗るド派手な女と「マンドレーク」という長身男の怪しげな2人組に引き取られることになります。
魔女だという「ベラ・ヤーガ」は手伝いがほしかったから「アーヤ」を引き取ったと言い、魔法を教えてもらうことを条件に「アーヤ」は「ベラ・ヤーガ」の助手として働きだします。
<宮﨑駿>が企画し、<宮﨑吾朗>が監督を務めています。主人公「アーヤ」の声を若手女優の<平澤宏々路>が担当するほか、<寺島しのぶ>、<豊川悦司>、<濱田岳>らが声を当てています。
2020年・第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション作品です。2020年12月30日にNHK総合で放送されていますが、今回テレビ放送版に一部の新カットなどを追加した「劇場版 アーヤと魔女」として劇場公開されます。
今夜、「BS12トゥエルビ」にて19:00より2004年3月6日より公開されました<押井守>監督「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の続編『イノセンス』が放送されます。日本アニメとしては史上初となるカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された作品です。
人間の脳が情報ネットワークに直接接続され、身体の機械化が進む世界。少女型の愛玩用アンドロイドによる持ち主の殺害事件が多発し、政府直轄の防諜機関・公安9課の「バトー」は、犯行直後の少女型アンドロイドが「助けて」という言葉を残して自壊するのを目撃します。
違法アンドロイドの製造を疑った9課は、製造会社ロクス・ソルス社の捜査に乗り出し、失踪した「草薙素子」のかわりに「トグサ」と組むことになった「バトー」は、ロクス・ソルスのある北の大地へと向かいます。
「バトー」に<大塚明夫>、「トグサ」に<山寺宏一>、「草薙素子」の<田中敦子>が声を当てています。
史上2度目の開催中止となりました2020年のカンヌ国際映画祭で新設された「オフィシャルセレクション」に、20歳の新人女性監督の作品が選定され、大きな話題を呼びました。それが『原題:16 Printemps(Seize Printemps)』、邦題は『スザンヌ、16歳』として、2021年8月21日よりユーロスペースほか全国で順次公開されます。作品の脚本・監督そして主演を務めたのは、2000年生まれの新鋭<スザンヌ・ランドン>です。
フランスの名優<ヴァンサン・ランドン>と<サンドリーヌ・キベルラン>の長女として生まれた彼女が、本作の物語を執筆したのは15歳の時。パリ・モンマルトルを舞台に、高校生が年の離れた大人の男性に恋をする、ひと夏の物語。当時、誰にも打ち明けられず、自身の内側に抱えていた思春期の憂うつな感情や恋愛への憧れを脚本へと昇華させています。
この脚本を元に19歳で映画制作に着手。主演として複雑で不安定な少女の内面を体現し、監督としてその繊細さを瑞々しくスクリーンに映し出しました。
ダンスを介した男女のやり取り、現代演劇の演出ほか、映画、文学、舞台、音楽といったあらゆるカルチャーの名作へのオマージュを盛り込みながら、新世代のやわらかくも鋭い感性でつづられた映像は、時代を超え、年齢や性別を超えて誰の心にも通じる普遍性と斬新さをあわせ持つ、まったく新しいフランス映画との評価です。
<スザンヌ・ランドン>は映画の枠を超えて、セリーヌ(CELINE)のクリエイティブディレクター、<エディ・スリマン>にる〈PORTRAIT〉プロジェクトにモデルとして参加。シャネル(CHANEL)のアーティスティックディレクター、<ヴィルジニー・ヴィアール>に新しいミューズとして抜てきされるなど、フランス国内のカルチャー&アートシーンで注目される存在となっています。
2017年10月20日に発売されました『誰も語らなかったジブリを語ろう』(東京ニュース通信社刊)は、スタジオジブリについて語った<押井守>のインタビューをまとめた1冊でした。
『風の谷のナウシカ』(1984年・監督:宮﨑駿) ・ 『千と千尋の神隠し』(2001年・監督:宮﨑駿)などの劇場公開作を振り返りつつ、<宮﨑駿>や<高畑勲>、<近藤喜文>、<宮﨑吾朗>、<米林宏昌>といった監督たちについて語り尽くしています。
本書増補版(東京ニュース通信社刊)には、40年にわたって親交を結んできたスタジオジブリのプロデューサー<鈴木敏夫>との往復書簡のほか、『攻殻機動隊』シリーズなどで<押井守>とタッグを組んだプロダクションI.G代表取締役社長の<石川光久>、スタジオジブリなどで長らくプロデューサーを務めてきた<高橋望>との鼎談「監督とプロデューサー オレたちのディスタンス」が新たに収録されています。
映画ライターの<渡辺麻紀>が聞き手となり、文・構成を担当。『映像研には手を出すな!』 ・ 『日本沈没2020』などで知られるアニメーション監督<湯浅政明>がカバーイラストを手がけています。
今夜、「BSトゥエルビ」にて21:00より2002年アメリカ製作の『原題:Red Dragon』が、邦題『レッド・ドラゴン』として2003年2月8日より公開されました作品の放送があります。
FBI捜査官「グレアム」は、「レクター」を逮捕した後、引退していましたが、一家全員を惨殺し、眼球に鏡の破片を突き刺す猟奇殺人事件が発生、元上司に捜査への協力を求められて、獄中の「レクター」に会いに行きます。<トマス・ハリス>が『羊たちの沈黙』の前に書いた同名小説を映画化しています。
第64回アカデミー賞で5部門に輝いたサイコスリラー『羊たちの沈黙』の前日譚を描く物語です。前2作『羊たちの沈黙』(1991年・監督:ジョナサン・デミ) ・ 『ハンニバル』(2001年・監督:リドリー・スコット)に続いて<アンソニー・ホプキンス>が精神医学の権威であり連続殺人犯の「ハンニバル・レクター」に扮し、「レクター」を追う元FBI捜査官の「ウィル・グラハム」を<エドワード・ノートン>が演じています。
脚本は『羊たちの沈黙』と同じ<テッド・タリー>。監督は『ラッシュアワー』(1999年)シリーズの<ブレット・ラトナー>が務めています。
監督と脚本を<ジョン・スチュワート>が担当し、製作総指揮に<ブラッド・ピット>が名を連ねた<スティーヴ・カレル>が主演を務めるコメディ『スイング・ステート』が2021年9月17日より公開されますが、予告編が解禁されています。
本作はアメリカ中西部にある田舎町の町長選を舞台に、民主党と共和党が代理戦争を繰り広げる選挙エンタテインメント映画です。
物語は大統領選で大敗した民主党「ヒラリー・クリントン」陣営の選挙参謀「ゲイリー・ジマー」が、中西部における票を取り戻そうと動き出すことで展開していきます。「ゲイリー」を<スティーヴ・カレル>が演じ、共和党の選挙参謀「フェイス・ブルースター」を<ローズ・バーン>が演じています。
予告編では、「ゲイリー」が選挙分析チームに精鋭を集め万全を期す様子や、候補者の「ジャック・ヘイスティングス」を連れてニューヨークでの集金パーティに向かう場面が切り取られています。しかしゲイリーの前に宿敵「フェイス・ブルースター」が現れ、「あなたが絶望すると燃えるの」と言って彼の頬を舐め回す。そこから2人はテレビ中継のさなかに喧嘩を始め、候補者そっちのけでヒートアップしていきます。最後には「選挙は最高!」というキャッチコピーで締めくくられています。
『恋の紫煙』の脚本を手がけた<ヘイワード・マック>が監督を務め、<アン・ホイ>がプロデュースを担当した『花椒(ホアジャオ)の味』が、2021年11月5日の公開に先立ち、予告編が解禁されています。
本作では父親の死をきっかけに初めて互いを知った香港、台北、重慶と別々の土地で育った3人の異母姉妹が、父の火鍋店を継ぎ、秘伝のスープを再現する過程を通して家族や自分自身と向き合っていくさまが描かれます。<サミー・チェン>が長女「ユーシュー」、<メーガン・ライ>が次女「ルージー」、<リ・シャオフェン>が三女「ルーグオ」を演じています。
予告映像には三姉妹と彼女たちに関わる人々の様子が切り取られています。<アンディ・ラウ>扮する「ユーシュー」の元婚約者「クォック・ティンヤン」や、<リッチー・レン>扮する「ユーシュー」の友人「チョイ・ホーサン」のほか、<リウ・ルイチー>扮する「ルージー」の母親、<ウー・イエンシュー>扮する「ルーグオ」の祖母の姿が収められています。
また人の魂は死んだあと昆虫に乗り移るという考え方から、部屋に出たゴキブリを父親かもと笑い合う三姉妹の様子も切り取られています。
<ネイサン・グロスマン>が監督を務めた『グレタ ひとりぼっちの挑戦』が、2021年10月22日より全国で公開されるのに先立ち、予告編が解禁されています。
本作は2003年生まれのスウェーデンの環境活動家<グレタ・トゥーンベリ>に密着したドキュメンタリーです。
予告では他人と話すことが苦手な孤独な少女が、気候変動に対する政府の無関心に抗議するため、たった1人で学校ストライキを始める姿から幕を開けます。聞く耳を持たない大人たちに向かって、必死で地球危機を訴えていく当時15歳の<グレタ・トゥーンベリ>でした。
その活動は国内外へ広がる大きなムーブメントを巻き起こしていきます。映像は<グレタ・トゥーンベリ>の「私たち若者が面白半分で学校ストライキをやっているわけではないことを、この映画を見た人には理解してほしい」というコメントで締めくくられています。
今夜、「読売テレビ・金曜ロードショウ」にて21:00より、『耳をすませば』(1995年・監督:近藤喜文)の<柊あおい>によるコミック『バロン 猫の男爵』を、スタジオジブリがアニメ化し、2002年7月20日より公開されました『猫の恩返し』の放送があります。
女子高生の「ハル」は、車に轢かれそうになっていた猫の国の王子「ルーン」を助けたことから、その恩返しとして猫の国に招待されます。気楽な猫の世界にすっかり魅了され、「このまま猫になるのもいいかも」と思った「ハル」は、「ルーン」の妃候補にされ、猫の姿に変化させられてしまいます。このままでは人間の世界に戻れないとあわてた「ハル」は、猫の男爵「バロン」の助けを借り、元の姿に戻るため奮闘します。
猫の男爵「バロン」ほか、『耳をすませば』に登場したキャラクターや場所が再登場するなど、同作のスピンオフ的な作品構成となっています。
出演は「ハル」に<池脇千鶴>、「バロン」に<袴田吉彦>、「ルーン」に<山田孝之>、「ハルの母」に故<岡江久美子>、「猫王」に故<丹波哲郎>が声を当て、『ホーホケキョ となりの山田くん』(1999年・ 監督:高畑勲)で原画を手がけるなどしたアニメーターの<森田宏幸>が監督を務めています。
「バーニス」の<ソフィア・ブテラ>
『愛のむきだし』(2008年) ・ 『冷たい熱帯魚』(2010年) ・ 『ヒミズ』(2011年)などの<園子温>が監督を務め、<ニコラス・ケイジ>(57)が主演を務めた『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』が、2021年110日より全国で公開されるのに先立ち、特報が公開されています。
本作は、美しくも暴力的な世界〈ゴーストランド〉で、世界を牛耳る悪徳ガバナーの魔の手を逃れた女「バーニス」を探す悪党〈ヒーロー〉の姿を描いた物語です。
〈ヒーロー〉を<ニコラス・ケイジ>、「バーニス」を<ソフィア・ブテラ>(39)が演じたほか、<ビル・モーズリイ>、<ニック・カサヴェテス>、<TAK∴>(坂口拓)、<中屋柚香>、<YOUNG DAIS>、<古藤ロレナ>、<縄田カノン>が名を連ね、新たな日本人キャストとして<栗原類>、<渡辺哲>、<潤浩>の出演も発表されています。
特報では、革のボディスーツを着た〈ヒーロー〉が素手や銃、日本刀を駆使して華麗な立ち回りを披露。最後は笑顔を浮かべた〈ヒーロー〉の「サイコー!」というセリフで締めくくられています。
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