本日<12:00(~2:21)より「NHKーBSプレミアム」にて、1986年6月7日より公開されました世界的冒険家<植村直己>(1941年(昭和16年)2月12日~1984年(昭和59年)2月13日 )の半生を描いた『植村直己物語』の放送があります。
<植村直己>の原作を、脚本は岩間芳樹と佐藤純彌の共同執筆で脚本を担当、監督は<佐藤純彌>が務めています。
1984年2月、世界初のマッキンリー(現デナリ)冬季単独登頂に成功した後消息を絶った兵庫県(現・豊岡市)出身の世界的冒険家<植村直己>の半生と妻「公子」との夫婦の愛を描く伝記ドラマです。
同じ明治大学出身の<西田敏行>が「植村直己」を演じ、モンブラン・エベレスト・北極圏など、その足跡を忠実に追って撮影を敢行、過酷な自然での強靭な「植村直己」の精神にせまります。
最大の理解者である妻「公子」を<倍賞千恵子>が扮し、強く結ばれた夫婦の絆が、観る者の心を打つ感動的な作品です。
<大滝秀治>、<丹阿弥谷津子>、<井川比佐志>、<小林カツ江>、<山岡久乃>、<左とん平>、<菅井きん>、<日色ともゑ>、<乙羽信子>などが共演しています。
『ノッティングヒルの恋人』の<ロジャー・ミッシェル>が監督を務めた『ゴヤの名画と優しい泥棒』が、2022年2月25日より公開されますが、本編映像が解禁されています。
<ロジャー・ミッシェル>監督は、1995年の『待ち焦がれて』(日本劇場未公開)で映画監督としてデビューし、『レイチェル』(2017年)・『ブラックバード 家族が家族であるうちに 』 (2019年)・『The Duke 』(2020年)などがあり、2021年9月22日に65歳で亡くなり本作が長編劇映画の遺作となっています。
本作では、1961年にロンドン・ナショナル・ギャラリーで起きた、絵画「ウェリントン公爵」盗難事件の真相が描かれています。犯人である60歳のタクシー運転手「ケンプトン・バントン」に<ジム・ブロードベント>、妻「ドロシー」に<ヘレン・ミレン>、息子の「ジャッキー」に<フィン・ホワイトヘッド>が扮しています。
映像の冒頭に収められたのは、雨の中、夫と息子が街角で「年金老人に無料テレビを」と書かれたプラカードを掲げているのを「ドロシー」が見つけるシーン。そして帰宅後に「ドロシー」が「ケンプトン」へ怒りをぶつける姿や、2人が攻防戦を繰り広げる様子、「ケンプトン」が以前送った戯曲がどうなったかを確認するためロンドンを訪れる場面が切り取られています。
深夜<0:45(~2:31)>より「NHK」にて、2016年イギリス・アメリカ・ドイツ合作製作の『原題:Eddie the Eagle』(日本劇場未公開)が、昨日の金曜ロードショーの『クール・ランニング』と同様に北京冬季オリンピック開催に合わせての放送があります。
イギリスで初めてスキージャンプのオリンピック代表選手となった実在の人物<マイケル・エドワーズ>の半生を、『キングスマン』の<タロン・エガートン>主演で映画化しています。
「マイケル・エディ・エドワーズ」は幼い頃からオリンピックに出場することを夢見てきましたが、運動音痴な上に極度の近眼を抱えていました。ある日、偶然見たスキージャンプに興味を持った彼は、国の代表選手を目指すためドイツの雪山へ向かい、そこで知り合った元オリンピック代表選手「ブロンソン・ピアリー」にコーチを依頼します。
才能のない「エディ」を相手にしようとしない「ピアリー」でしたが、大怪我をしても挑戦し続ける「エディ」の姿に心を動かされ、コーチを引き受けることを決意します。
「ピアリー」役に<ヒュー・ジャックマン>、『キック・アス』・『キングスマン』の<マシュー・ボーン>監督が製作を手掛け、俳優としても活躍する<デクスター・フレッチャー>が監督を務めています。
今夜<18:30(21:00)>より「BSテレ東」にて、1976年12月25日より全国で公開されました『男はつらいよ』シリーズ第18作目として死と離別の悲しみを慎ましやかに描いた名作『寅次郎純情詩集』の放送があります。
『男はつらいよ』シリーズで唯一マドンナが亡くなってしまう悲劇的作品で、<山田洋次>の演出力が見事です。マドンナ「綾」(京マチ子)は、かつて隆盛をほこった一族の令嬢。破産寸前の一族のために望まない結婚を強いられ、あげく晩年には不治の病に冒されるという悲運の女性を演じています。
「綾」が余命幾ばくもないことを知るのは、マドンナの娘「雅子」(檀ふみ)とさくらの二人のみ。「寅次郎」はもちろん、本人ですら明示的にはそのことを知らない。とらやでの団欒シーンに顕著だが、マドンナの命の限りを知る者と、何も知らず無邪気に振る舞う者たちの対比により、今を生きることの尊さを鮮やかに描き出し、薄幸なマドンナに捧げられる、寅さんの涙を誘う奮闘努力の脚本・演出は見事としかいいようがありません。
死期を悟ったマドンナの「人はなぜ死ぬの?」という根源的な問いかけには、全身全霊をかけた道化を演じ、「綾」に最後の安らぎと笑顔をもたらす。やがて「綾」を喪ったあと、いつかみんなで語り合った「綾が元気になったらどんなお店を開くのがいいか?」という夢のつづきを、ひとり考え続けていたことを告白するシーンは実に涙を誘います。「さくら」の涙ぐむ表情と、冬の長い陽につつまれた青空が印象的なこのシーンは息を呑むほどに美しく心に残る作品です。
今夜<19:00(~21:00)>より「BS12トゥエルビ」にて、<ヴィン・ディーゼル>の出世作として知られる2000年アメリカ製作の『原題:Pitch Black』が、邦題『ピッチブラック』として公開されました作品の放送があります。
未知の惑星を舞台に、新たなエイリアンで闇の恐怖を克明に描くSFアクションスリラーです。監督・脚本は『アライバルー侵略者ー』(1996年)の<デヴィッド・トゥーヒー>が務めています。
事故に遭い、未知の惑星に不時着した宇宙船。三つの太陽に照らされた灼熱の星で、護送中の凶悪犯も含む生存者たちは過酷なサバイバルを強いられることになります。探索の後、一行はかつてこの星で生活していた調査隊の施設にたどり着きますが、同時に地下や暗がりに潜む凶悪な肉食エイリアンの存在も知ることになります。そして22年ぶりの皆既日食によって、この星は完全な夜を迎えようとしていました。
出演は『プライベート・ライアン』の<ヴィン・ディーゼル>、<ラダ・ミッチェル>、<コール・ハウザー>、『アルマゲドン』の<キース・デイヴィッド>が名を連ねています。
今夜<21:00(~23:30)>より「BS-TBS」にて、1983年イギリス製作の『原題:Octopussy』が、邦題『007/オクトパシー』として1983年7月2日より公開されました作品の放送があります。
米軍基地爆破を企む悪人たちの謀略に挑む英国情報部員「ジェームス・ボンド」を主人公に据え、1962年の『ドクター・ノオ』以来、シリーズ化されたボンドシリーズもこの作品で13本目になります。
宝石の密輸事件を追っていたボンドは、美貌の女性実業家「オクトパシー」と出会います。彼女はよりすぐった美女からなる、私設のボディガードを所有していました。そして彼女を利用してNATOの軍事施設破壊をもくろむ、インドの王族「カーン」の存在が明らかになっていきます。
監督は前作『007/ユア・アイズ・オンリー』(1981年)に引きつづき<ジョン・グレン>が務めています。主題歌の『オール・タイム・ハイ』を<リタ・クーリッジ>が唄っています。
出演は、この映画で6回目の「ボンド」役になる<ロジャー・ムーア>、『007/黄金銃を持つ男』(1974年)についで二度目のボンド映画出演になる「オクトパシー」役に<モード・アダムス>、「カーン」役に<ルイ・ジュールダン>、<クリスティーナ・ウェイボーン>、<スティーヴン・バーコフ>、<カビール・ベディ>、<ヴィジャイ・アムリトラジ>、『007/ユア・アイズ・オンリー』の<ウォルター・ゴテル>、「ミス・マネーペニー」役で唯ひとりシリーズ全作品に出ている<ロイス・マックスウェル>などが名を連ねています。
<萩原みのり>主演作『N号棟』が2022年4月29日より全国で公開されますが、ポスタービジュアルが解禁されています。
『N号棟』は岐阜・富加町で実際に起きた事件をもとにしたホラー作品です。大学生「史織」たちが、霊が出るとうわさの廃団地を興味本位で訪れ、怪奇現象を体験するさまが描かれます。
死恐怖症(タナトフォビア)を抱える「史織」を<萩原みのり>が演じ、『世にも奇妙な物語』で数多くの作品を演出・プロデュースしてきた<後藤庸介>が監督および脚本を担当しています。
「史織」と一緒に団地に乗り込む大学生「真帆」を<山谷花純>、また団地の住人「加奈子」を<筒井真理子>が演じています。
<クロエ・グレース・モレッツ>が、2月10日に25歳の誕生日を迎えたのにあわせて、2022年4月1日より全国で公開されます主演作『シャドウ・イン・クラウド』の予告映像が公開されています。
第2次世界大戦下を舞台にした本作は、高度2500mを飛行する爆撃機「B-17」の機内でパイロットの「モード・ギャレット」が怪物「グレムリン」に襲われるサスペンスを描いています。
<クロエ・グレース・モレッツ>が「モード・ギャレット」を演じ、<ニック・ロビンソン>、<ビューラ・コアレ>、<テイラー・ジョン・スミス>がキャストに名を連ねています。
予告映像には、「モード」が絶体絶命の危機に陥る様子や、銃を手に奮闘するシーンが収められています。監督を務めた<ロザンヌ・リャン>は、<クロエ・グレース・モレッツ>を「驚くほどこのモード・ギャレット役にぴったり」「彼女を見るたびに、今まで気づかなかったニュアンスが見えてきた」と絶賛しています。
『ハリー・ポッター』・『トワイライト』シリーズで注目され、『TENET テネット』での好演している<ロバート・パティンソン>主演、<マット・リーヴス>が監督をつとめた『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022年3月11日公開)より日本版ポスターが解禁となっています。
本作で描かれるのは、「ブルース」が〈バットマン〉となって2年目の物語です。悪を制することを決めたものの、「リドラー」により彼にまつわる隠された嘘が暴かれ、追い詰められて狂気に変貌していく「ブルース」の危うい姿は、これまでのバットマンシリーズでも一線を画す姿となります。
解禁となった日本版ポスターは、最狂の知能犯「リドラー」が武器とする〈謎解き〉にインスパイアされたインパクトのあるビジュアルになっています。「マスクに隠された「嘘」を暴け」と挑戦的なコピーが添えられ、「ブルース」だけでなく街全体に潜む嘘が暴かれる史上最もスキャンダラスな展開が期待されます。
さらに、「バットマン」との深い関係性が示唆されている「リドラー」(ポール・ダノ)と「キャットウーマン」(ゾーイ・クラヴィッツ)のほかに、その変貌ぶりが話題となりました<コリン・ファレル>扮するゴッサム・シティの闇に通じる男「ペンギン」(コリン・ファレル)、そして「バットマン」とともに「リドラー」が仕掛ける謎解きに挑む<ジェフリー・ライト>演じる「ゴードン刑事」も登場しています。
バットマンをかたどって浮かびあがるクエスチョンマーク、赤い「LIES(嘘)」の文字、謎解きに隠されたその先の結末とはいかに!?
深夜<2:09(~4:04)>より「ABCテレビ」にて、2019年ベトナム製作の第15回大阪アジア映画祭ABCテレビ賞受賞作品『Sister Sister/Chi Chi Em Em』が、邦題『姉姉妹妹』としての放送があります。
ラジオパーソナリティである「キム」は、大企業家の娘で、眉目秀麗な夫「フイ」と豪邸に住んでいます。「キム」の番組に、DV被害で悩む妊婦「ニー」から電話が掛かってきます。行き場のない「ニー」を「キム」は、メイドとして家に迎え入れるのですが、夫婦の歯車が狂い始めます。
ベトナムのポップスター、<チー・プー>(28)が「ニー」を演じています。彼女は溢れる存在感で誘惑者として登場人物のみならず、観客も魅了する存在です。エンディング曲も彼女が歌っています。
ちなみに、「ニー」は彼女が女性同性愛を取り上げた『愛』(2015年)で演じた役名です。「キム」役の女優<タイン・ハン>は『レディ・アサシン 美人計』(2013年)、『超人X.』(2015年)、『輝ける日々に(『サニー』ベトナム版)』(2018年)などに出演しています。
さらに、楽天TVで配信中のゲイ映画『こんなにも君が好きで ーgoodbye motherー』の主演<ライン・タイン>が「フイ」を演じることで、主要キャストによる迫真の演技の三角関係に拍車を掛けています。
監督はこの作品が監督デビュー作の<キャシー・ウエン>。外国在住のベトナム人の俳優でプロデューサーである彼女が、『サイゴン・クチュール』(OAFF2018)、『第三夫人と髪飾り』(2018年)とまた違った、新たなベトナムの女性監督による女性映画、C18(18禁)フェミニスト・スリラ―を誕生させています。
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