『茶飲友達』@<外山文治>監督
10月
27日
主演は、俳優の<岡本玲>(31)が演じ、監督は、長編デビュー作『燦燦ーさんさんー』がモントリオール世界映画祭(2014年)に正式招待され、2021年には若い男女の切ない逃避行を描いた『ソワレ』が公開された<外山文治>が務めています。
主人公は、高齢者専門のコールガール「茶飲友達(ティー・フレンド)」を設立する29歳の「佐々木マナ」。新聞の三行広告に「茶飲友達、募集。」と掲載し、集まってきた男性の元へ高齢女性を派遣するビジネスを始めます。
「ティー・フレンド」に在籍する通称〈ティー・ガール〉たちの中には、介護生活に疲れた女性、ギャンブルに依存した女性などさまざまな事情を抱える者がいました。 一方「佐々木マナ」のもとで「茶飲友達」を運営する若者たちもまた、出口の見えない社会の中で閉塞感を抱えて生きています。 そんなままならぬ若者や高齢者を束ねる「マナ」は、彼らを「ファミリー」と呼び、擬似家族のような絆を育んでいきます。
『茶飲友達』のワークショップには応募総数677人の中から選ばれた年齢差57歳の33人のキャストが参加しています。撮影前に行われたクラウドファンディングでは、目標額をはるかに超える800万円超が集まるなど、すでにインディーズ映画ファンの間では、はやくも注目を集めている作品です。