マーブルチョコレートを散りばめた感じの、【観賞用トウガラシ(唐辛子)】と遭遇いたしました。
辛党として【トウガラシ】は必需品ですが、極彩色の色合いでは、遠慮したくなります。
ナス科トウガラシ属の植物で、原産地はメキシコです。(一部では、アンデス原産だともいわれています)
「野菜」としては、<ピーマン・パブリカ・ししとう>などが代表選手で、「香辛料」としては、<鷹の爪・ハラペーニョ・カイエンペッパー>などが挙げられます。
2007年2月には、「ブート・ジョロキア」が、世界一辛い【トウガラシ】としてギネスに認定されています。
今年の2月6日(月)には、ニューメキシコ州立大学の研究チームが、「2012ニューメキシコ唐辛子会議」で、さらに辛い「トリニダード・モルガ・スコーピオン」という品種の報告をしています。
発見者は、同研究チームのポール・ボスランド名誉教授で、「ブート・ジョロキア」を最初に発見した人です。
辛さを表す単位として、<スコヴィル値>(SHU)を用いますが、「タバスコ」で<2千~5千>、「ハバネロ」<10万~35万>、「ブート・ジョロキア」は最大値で<157万>ですが、この「トリニダ・モルガ・スコーピオン」は<200万>を超えています。
どのような辛さの【トウガラシ】なのか、興味津々です。
日本には明治初期に渡来していますが、今ではほとんど野草化している帰化植物です。
あまり見かけなくなりましたが、某駐車場の片隅に咲いていました。
30センチにはなろうかという大きな細長い葉を茂らせ、草丈は背丈ほどありました。
ヤマゴボウ科ヤナゴボウ属の植物で、「ヨウシュ(洋種)」とありますように、原産地は北アメリカ、別名「アメリカヤマゴボウ」です。
秋になりますと大きな葉は、紅葉します。
花は小さくて7~8ミリほどの大きさ、白色ないし薄紅色をしています。
扁平な果実を付け、秋頃のなりますと黒く熟し、つぶすと黒紫色の果汁が出てきます。
服や人体に付きますとなかなか落ちなくて、厄介な果汁です。
見かけなくなって来た原因として有毒植物で、アルカロイドやサポニンといった成分を含んでいるからかもしれません。
信州や山陰地方では「アザシ」(モリアザミやフジアザミ)の若い根を加工したものを商品名として「ヤマゴボウ」と呼んでいます。
この加工品の「ヤマゴボウ漬け」と「ヤマゴボウ」が混同されてしまい、飲食事故が多発しました。
牛蒡好きなわたしですが、このヤマゴボウ属の根だけは、願い下げです。
花を見たときには、「ゼラニウム」の八重咲かなと感じたのですが、写真でも分かりますうに蔓(花の下を横切っています)が何本かあり、葉の形も「蔦」に似た感じで、何の花なのかと考え込んでしまいました。
本種の 「ペラルゴニウム」 のコメントをまとめようとして、ひょんなことで、【アイビーゼラニウム】という改良品種があることが分かり、ラッキーでした。
南アフリカのケープ地方原産の<ベルタツルム>を中心に育成された、園芸品種の総称です。
八重咲の花径4センチ程度の大きさで、数個が固まって咲いていました。
桃色を基調に、赤紅色がアクセントとして、明るい感じの花姿です。
一重咲き、八重咲と品種改良品があるだけでも、品種の同定作業が大変な世界なのですが、蔓性までも考慮しなければいけないとなると、気が遠くなりそうです。
広いお庭がありますと、お花好きの方は色々な種類を植えられていると思います。
某和装品店のお店の前、すべての植え込みに【パラルゴニウム】ばかりで、赤紫色の花一色でした。
よほどお気に入りの花なんだと思います。
以前に 「ペラルゴニウム:エンジェルアイズ」 という品種改良された四季咲きの花を紹介しました。
本種のこれぞ【ペラルゴニウム】だという花を、ようやく見つけることができました。
花径7~8センチはある、見事な花姿です。
約束通り、上部2枚の花弁に斑模様があり、下部3枚の花弁は小さめの形です。
フロウソウ科テンジクアオイ属の花として、別名「ナツザキテンジクアオイ(夏咲天竺葵)」のごとく、夏の間だけ咲き誇る一季性の花です。
青紫色のかわいらしい花が、段々状に咲き誇る【サルビア:ファリナケア】です。
緋色の 「サルビア:スプレンデス」 と色合いが対照的ですが、この花もシソ科サルビア属の植物で、アメリカ南部原産の多年草です。
シソ科特有の<輪散花序>で咲き、青紫色~青色の花を咲かせますので、別名「ブルーサルビア」と呼ばれ、こちらの方が分かりやすいかもしれません。
白い斑紋がある花弁が広がり、筒状の「サルビア:スプレンデス」の花姿とは、また趣きが違います。
蕾(蕚)のビロード状のフサフサ感は、同じサルビア属の 「アメジスト・セージ」 を彷彿させる形状です。
小さなポットで購入してきました【サルビア:スプレンデス】の花ですが、玄関横のコンテナボックスに、ようやく落ち着きました。
写真の緋色の花を一般的に【サルビア】と呼んでいるようですが、「サルビア」は広い意味で、シソ科サルビア属の植物をすべて指し、ハーブとして知られる「セージ」も、その仲間に含まれており、その数は500種を超えています。
鮮やかな緋色ですので、和名では「ヒゴロモソウ(緋衣草)」の名が付けられています。
先端の開いた長い筒状の花でを段々状にたくさん咲かせます。
花びら自体は、一日で落ちますが、その基部にある緋色の<蕚>が長い間残っています。
いわれは分かりませんが、神戸市長田区の「区花」です。
昨年、お花好きのおばあちゃんのお家で、 「ジンジャ」 の花を写させていただきました。
久しぶりに何か面白い花がないかと覗いてみましたら、【ホタルブクロ(蛍袋)】の白色の花が、鉢植えの中でたくさんぶら下がっていました。
キキョウ科ホタルブクロ属の多年草ですから、毎年おばあちゃんが楽しんでいる様子が、目に浮かびます。
釣鐘型の花を下向きに咲かせていますが、全体に毛が生えています。
葉の形はハート型をしており、花色は赤紫色と白色があります。
良く似た形状に「ヤマホタルブクロ」がありますが、花の基部の<蕚片>の間が反り上がっているのが【ホタルブクロ】です。
和名は、子どもたちがこの花の中に蛍を閉じ込めて灯りを楽しんだことに由来するとも、古語で提灯を「火垂(ほたる)」と呼んでいたのが由来ともいわれています。
花弁の形状は <ニチニチソウ(日々草)> そのものですが、こちらの【ナツザクラ】方が、桃色と白色のバイカラーの花弁で、花径も大きく豪華な感じがします。
キョウチクトウ科ニチニチソウ属の花で、原産地はマダガスカルです。
夏場の高温と乾燥に強い花ですので、花壇の植え込みや鉢植えなど、これから見かける機会が増える花だとおもいます。
暑い日差しの中で咲いているのを見かけますと、ほっとさせてくれる色合いです。
先程は、本種の 「コエビソウ(小海老草)」 を紹介しましたが、この【イエロークイーン】は、「コエビソウ」を改良した園芸品種名です。
当然、キツネノゴマ科キツネノゴマ属に分類されます。
特徴は、<苞>の色が、「コエビソウ」は赤褐色で茹で上げた海老に見立てられていますが、【イエロークイーン】の<苞>は、黄色ないし黄緑色をしています。
本種同様、温暖な地域では、周年開花をしている花です。
花の後にできる実は<さく果>と呼ばれ、熟すると下部が裂けて種子を散分させ、子孫を残してゆきます。
「ケマンソウ=タイツリソウ(鯛釣草)」 も赤色と白色がありますが、やはり本来の鯛のイメージである赤色がお似合いで、この「コエビソウ」も赤色が落ち着く感じです。
【コエビソウ(小海老草)】と「草」の名前がつていいますが、キツネノマゴ科キツネノマゴ属の、メキシコ原産の常緑低木種です。
<苞(ほう>と呼ばれる赤褐色の葉がうろこ状に重なり合い、湾曲した姿が、色と共に小海老のように見えるところから名がつけられています。
別名「ベロベロネ」と呼ばれていますが、これは旧属名がそのまま残って使われています。
海老の胴体の部分は<花序>と呼ばれ、実際の花はその間から白色の花弁を出し、筒状の形態です。
花弁には紫色の斑点が入り、<花序>の付け根から先端に向けて順次咲き出してゆきます。
周年開花の性質が強く、15度以上の気温であれば、一年中花が楽しめます。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ