本日<13:00>より「NHK-BSプレミアム」にて、1951年アメリカ製作の『原題:Carrie』が、邦題『黄昏』として1953年10月15日より公開されました作品の放送があります。
<ウィリアム・ワイラー>監督が、『探偵物語』に先立って製作・監督した、<セオドア・ドライザー>の処女小説『シスター・キャリー』を映画化した作品です。
19世紀末、シカゴに働きに出た田舎娘「キャリー」(ジェニファー・ジョーンズ)は、すぐさま悪い男にだまされ、彼と同棲を始める。彼女の勤める高級レストランの支配人「ハーストウッド」(ロウレンス・オリヴィエ)は素朴な彼女に惹かれていきますが、その裏には、全財産を自分名義にしている因業な妻との冷え切った仲がありました。「キャリー」との結婚を考え、妻に離婚話を持ちかける「ハーストウッド」はまるで相手にされず、また、ビタ一文自由になることもなく、遂に店の金を盗んで「キャリー」と二人、ニューヨークへ駆け落ちします。
幸福な暮らしを営んだのも束の間、私立探偵の追及に、残った金をすべて返し警察沙汰は免れたものの、彼には一生拭いきれぬ汚名が残り、まともな勤めも許されませんでした。やがて「キャリー」は女優となり、彼の留守中に姿を消します。時は流れ、「キャリー」は大スターになり、ある夜の公演の後、彼女は、楽屋口に施しを乞う浮浪者をまじまじと見た。それは紛れもなく自分の棄てた男「ハーストウッド」でした。彼女はその姿にショックを受け、再び彼と共に暮らし、二度と離れぬと誓いますが、彼女が事務所に金を借りに行っている間に、彼はテーブルの上の小銭を取ってとぼとぼと立ち去ってしまいます。愛ゆえに落ちぶれていく男の悲哀を<ロウレンス・オリヴィエ>が侘びしくみせて、<ジェニファー・ジョーンズ>も素晴らしいですが、何より彼の孤独なさまが目に焼きついて離れない、《男のメロドラマ》です。
主演は『嵐ヶ丘』以来<ウィリアム・ワイラー>と組んだ<ロウレンス・オリヴィエ>と<ジェニファー・ジョーンズ>で、<ミリアム・ホプキンス>、喜劇俳優<エディ・アルバート>、<ベイジル・ルイスディール>、<レイ・ティール>らが共演しています。
「第79回ベネチア国際映画祭」(審査員長は米俳優の<ジュリアン・ムーア>さん)の開幕式が31日夜(日本時間9月1日未明)、イタリア北部のベネチア・リド島で行われています。
最高賞の金獅子賞を競うコンペティション部門には23作品が出品され、日本からは2022年9月9日より公開されます<深田晃司>監督の『LOVE LIFE』が選出されています。受賞結果は9月10日夜(日本時間9月11日未明)に発表されます。
コンペ外では、<黒沢明>監督『生きる』を、ノーベル文学賞受賞作家<カズオ・イシグロ>さんの脚本でリメイクした<オリヴァー・ハーマナス>監督『原題:LIVING』も上映されます。
映画の新しい潮流を示す作品を集めたオリゾンティ部門には、<石川慶>監督の<平野啓一郎>の同名小説『ある男』を映画化したミステリー『ある男』が出品されています。
この日の開幕式には、5月のカンヌ国際映画祭に続き、ウクライナの<ウォロディミル・ゼレンスキー>大統領がビデオ出演し、ロシアとの戦争で亡くなった子供たちの名前を流し、ロシアを批判しています。
<中園ミホ>が脚本を手がけ、<田村直己>が監督を務めた『七人の秘書 THE MOVIE』が、2022年10月7日より公開されます。
公開に先駆けてスペシャルドラマ『七人の秘書スペシャル』が10月2日(日 21:00~22:55)にテレビ朝日系にて放送されます。
名もなき秘書たちが悪人を成敗していくドラマ『七人の秘書』ですが、『七人の秘書スペシャル』では、巨大詐欺グループを相手に秘書軍団が立ち上がります。
2020年10月期に放送された連続ドラマの最終回から約2年、劇場版では主人公「望月千代」役の<木村文乃>をはじめ、「照井七菜」役の<広瀬アリス>、「長谷不二子」役の<菜々緒>、「パク・サラン」役の<シム・ウンギョン>、「風間三和」役の<大島優子>、「鰐淵五月」役の<室井滋>、秘書軍団の元締め「萬敬太郎」役の<江口洋介>など再集結している秘書軍団です。
2020年に「カエルノウタ」で歌手デビューを果たし、ホフディラン『スマイル』のカバーが大ヒットするなど、着実に音楽活動を重ねてきた俳優の<森七菜>ですが。自身21歳の誕生日でもある8月31日に初のフルアルバム『アルバム』を発売しています。
デビュー曲として2020年1月に発売されました、<岩井俊二>監督作品映画『ラストレター』主題歌『カエルノウタ』、自身が出演した「オロナミンC」CMに起用されていた、ホフディラン『スマイル』のカバー曲、「YOASOBI」のコンポーザーとして活躍する<Ayase>プロデュース楽曲『深海』、<森七菜>がヒロイン「天野陽菜」役を務めた映画『天気の子』の<新海誠>監督が作詞を手掛けた『背伸び』、先月配信リリースとなったばかりのシンガーソングライター<森山直太朗>が作詞・作曲を手掛けた最新楽曲『bye-bye myself』などこれまで配信された5曲に加え、豪華アーティスト陣を迎え制作された新曲5曲を収録した、計10曲入りのアルバム構成になっています。
初回生産限定盤には、『アルバム』ジャケット写真を撮影した、カメラマン<末長真>を起用した50pに及ぶフォトブックと、過去ミュージックビデオに加え、未公開メイキング映像を詰め込んだ映像作品集がBlu-rayにて付属しています。
来月9月24日に地元大分「T.O.P.S Bitts HALL(トップスビッツホール)」にて、9月27日には東京「 harevutai」で初のワンマンライブ「もりななLIVE2022「喜~よろこび~」」が開催されます。
本日<13:00(~14:39)>より「NHK-BSプレミアム」にて、1998年アメリカ製作の『原題:Rush Hour』が、邦題『ラッシュアワー』として1999年1月23日より公開されました作品の放送があります。
口八丁なロス市警の刑事と腕の立つ香港警察の捜査官がコンビを組んで敵に立ち向かう、コミカルなポリス・アクション映画です。スタンダップ・コメディアン出身の「ジェイムズ・カーター刑事」役の<クリス・タッカー>の話術と、これがハリウッド映画への本格的進出の第1弾となる「リー警部」役の<ジャッキー・チェン>のアクションの共演が見どころです。
ロサンジェルス在駐の中国領事「ハン」(ツィ・マー)の娘「スー・ヤン」(ジュリア・スー)が誘拐されるという事件が発生。「ハン」は香港からエリート刑事「リー」を呼び出しますが、捜査を進めるFBIにとって彼は邪魔な存在でした。そこで、彼におもり役を付けて捜査から遠ざけようとします。その役を押しつけられたのがロス市警のお騒がせ刑事「カーター」です。最初は反目し合っていた「リー」と「カーター」でしたが次第に二人は結束し、やがて意外な黒幕を突き止めるのでした。
監督はデビュー作である前作『ランナウェイ』でも<クリス・タッカー>と組んだ<ブレット・ラトナー>が務めています。
フランス革命前夜の18世紀フランスを舞台に、世界で初めてレストランを作った男の実話をもとに描いた『デリシュ!』が、2022年9月2日より公開されます。
1789年。宮廷料理人「マンスロン」は、創作料理「デリシュ」にジャガイモを使用したことで貴族たちの反感を買って解雇され、息子を連れて実家へ帰ります。
ある日、「マンスロン」のもとに謎めいた女性「ルイーズ」が料理を習いたいと訪ねてきます。彼女の熱意に負けて料理を教えることになった「マンスロン」は、失っていた料理への情熱を徐々に取り戻していくのでした。やがて「マンスロン」は「ルイーズ」と息子の協力を得て、一般人のために開かれた世界初のレストランを開店します。
「マンスロン」を『オフィサー・アンド・スパイ』の<グレゴリー・ガドゥボワ>、「ルイーズ」を『ムースの隠遁』・『KOKORO』の<イザベル・カレ>が演じています。『ブルー・レクイエム』(2004年・監督: ニコラ・ブークリエフ)などの脚本家<エリック・ベナール>が監督を務めています。
『ラバー』・『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』などの独創的な作品で知られるフランスの<カンタン・デュピュー>が監督・脚本を手がけ、「時間が半日進んで肉体が3日分若返る」という不思議な穴に翻弄される夫婦の運命を描いた『地下室のヘンな穴』が、2022年9月2日より公開されます。
平凡な中年夫婦「アラン」と「マリー」は怪しげな不動産業者に案内され、郊外に建つモダニズム風の一軒家を下見に訪れます。不動産業者は購入すべきか迷う彼らに、奇妙なセールスポイントを教えます。それは、家の地下室に空いた穴に入ると「時間が12時間進み、肉体が3日分若返る」というものでした。
夫婦は半信半疑でその家に引っ越すことを決めますが、やがてその穴の存在は、彼らが胸の奥深くに秘めていた欲望や衝動を呼び覚ましていきます。
『恋愛睡眠のすすめ』(2006年・監督:ミシェル・ゴンドリー)の<アラン・シャバ>と『ジュリアン』の<レア・ドリュッケール>が主人公夫婦を演じ、『ピアニスト』(2001年・監督:ミヒャエル・ハネケ)の<ブノワ・マジメル>、『彼は秘密の女ともだち』(2014年・監督:フランソワ・オゾン)の<アナイス・ドゥムースティエ>が共演しています。
<馬場ふみか>(27)主演、東京から逃げるように石垣島にやってきた主人公が、島の自然や人のあたたかさに触れ、再び人を信じようとしていく姿を描いた『てぃだ、いつか太陽の下を歩きたい』が、2022年9月2日より公開されます。
末期がんの母の看病をしながら東京の工場で働く「高橋まどか」は、彼氏からのDVから逃れるため、母や仕事、すべてを捨てて逃げるように石垣島へやってきます。到着早々、「まどか」はタクシーに荷物を持ち逃げされてしまいますが、たまたま通りがかった「吉岡里美」に助けられ、「里美」の案内である居酒屋へと向かいます。
気落ちする「まどか」を元気づけようとダイビングに誘ったり観光案内を買って出る店長や常連客たち。その温かさに触れ、「まどか」は徐々に島の人に心を開いていきますが、石垣島マラソンの日、島にある事件が起こってしまいます。
主人公「まどか」役を<馬場ふみか>が演じるほか、「吉岡里美」役に<中村静香>、<武田航平>、元「欅坂46」の<今泉祐唯>らが出演しています。監督は『サンゴレンジャー』の<中前勇児>が務めています。
本日の深夜<1:35>より「テレビ大阪」にて、2016年フランス・中国合作製作の『原題:Nine Lives』が、邦題『メン・イン・キャット』として2016年11月25日より公開されました作品の放送があります。原題は英語のことわざ“A cat has nine lives.”(猫には9つの命がある。=なかなか死なない、強運の持ち主)から付けられています。
<ケビン・スペイシー>扮する大企業の社長がネコになってしまったことで起こる騒動を描いた、『メン・イン・ブラック』シリーズの<バリー・ソネンフェルド>監督によるコメディ映画です。
仕事人間で家庭を顧みない傲慢な大企業の社長「トム」は、娘の誕生日に渋々と苦手なネコを購入しますが、その帰りにビルから転落。それをきっかけに、「トム」の意識がネコに移ってしまいます。「ネコのトム」はペットとして家族に迎え入れられるのですが。
ネコになってしまう社長の「トム」役を<ケビン・スペイシー>が演じるほか、トムの妻役を<ジャニファー・ガーナー>、怪しいペットショップの経営者役を<クリストファー・ウォーケン>がそれぞれ演じています。
<浅田次郎>の江戸時代を舞台とした笑いあり涙ありのエンタテインメント小説『大名倒産』(2019年12月・上下巻文藝春秋刊)が映画化され、2023年に全国公開されることが発表されています。
丹生山松平家三万石を襲いだばかりの若き殿様は、江戸城で老中から「御尊家には金がない」と言われ、慌てて調べてみれば藩の経済事情は火の車でした。
奇跡でも起こらぬ限り返しようもない額の借金に押し潰される寸前の弱小大名家で、父である御隠居はこの苦境を見越して、計画的に「大名倒産」を成した暁に、腹を切らせる役目のために庶子の四男である「小四郎」に家督をとらせたのでした。
父祖から受け継いだお家を潰すまい、美しき里である領地の民を路頭に迷わせまいと、江戸とお国を股にかけての「小四郎」の奮戦が始まります。
『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』・『そして、バトンは渡された』・『老後の資金がありません』などの<前田哲>が監督を務め、『七つの会議』や2020年版のドラマ『半沢直樹』の<丑尾健太郎>、ドラマ『下町ロケット』の<稲葉一広>が共同で脚本を手がけます。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ