京都市東山区の祇園で8日夜に発生した火災で、市消防局の消火活動は9日午後も続きました。日本料理店「たまりや」や隣接するお茶屋「吉うた」や京料理店「美登幸」など約625平方メートルが焼けています。
老舗のお茶屋「吉うた」は、作家<長田幹彦>(1887(明治20)年3月1日~1964(昭和39)年6月6日)が滞在中に『祇園小唄』(作曲:佐々紅華)を作詞したとされる老舗のお茶屋でした。
『祇園小唄』は「月はおぼろに東山」に始まる歌詞で京都の花街になくてはならない曲とされ、マキノ 映画『祇園小唄絵日傘 第一話 舞の袖』(監督: 金森萬象・1930(昭和5)年2月28日)の主題歌にもなり、昭和初期に大ヒットしました。<長田>は「吉うた」のなじみ客でした。府警によると、「吉うた」は木造2階建て延べ約200平方メートルが焼失しています。
< 「グッゲンハイム美術館」 >
アゼルバイジャンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は7日、1923年に竣工した帝国ホテル新館などで日本とゆかりが深い米建築家<フランク・ロイド・ライト>(1867~1959年)が手掛けた米国内の8作品について、諮問機関の勧告通り世界文化遺産に登録することを決めています。
8作品は、<ライト>の代表作である「グッゲンハイム美術館」(ニューヨーク)や「カウフマン邸(落水荘)」(ペンシルベニア州)など。米政府は推薦書で、将来の追加登録を目指す作品の一つとして兵庫県芦屋市の1918年にライトが設計し、1924年に完成した「旧山邑家住宅」(ヨドコウ迎賓館)を挙げています。追加を目指す具体的な時期は明記していません。
アメリカンレストラン「ハードロックカフェ京都」(京都市東山区新橋通大和大路東入元吉町67番地)が2019年7月12日(金)、京都市の繁華街・祇園地区にオープンします。出店場所は京町屋の歴史的な街並みが広がるエリアで、店舗の外装も周囲の景観に合わせた和風のデザインとなっています。
ハードロックカフェは世界各国の都市に店舗を構え、日本では「WDI」(東京都港区)が全国8店舗の運営を行なっています。ギターを設えた赤いネオンサインの外観や、店内にロックミュージックなどの音楽が流れているのが特徴です。
今回出店したのは、石畳の街並みが広がる茶屋街「祇園白川」エリアにある京町屋。京都市の伝統的建造物群保存地区に指定され、市内でも特に景観などの規制が厳しいエリアだ。WDIによれば、店舗の外観はのれんや赤ちょうちんを掲げるなど「街並みに沿った」和風のデザインにした。通常店内で流れている音楽は、「普段から音漏れするほどの大音響ではない」としつつ、京都店では条例に沿った適切な音量で音楽を流す予定だとか。
メニューはハンバーガーやステーキなどのアメリカンフードに加え、京野菜をアレンジしたものや、伝統的な和食の要素を入れたオリジナル商品が提供されます。
同じ東山地区には、スターバックスの 「スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」 があり、京都の町屋を有効利用しています。
代々木駅前にそびえ立ち東京の九龍城と言われた「代々木会館」(渋谷区代々木)が、解体されます。
「代々木会館」は今から約50年前に国鉄代々木駅前に竣工した8階建ての雑居ビルです。この建物が一躍脚光を浴びたのは、今から45年前の1974(昭和49)年。日本テレビ系ドラマ 『傷だらけの天使』 (1974年10月5日~1975年3月29日)の舞台となったことによるものでした。
かつては内部の飲食店街に予備校、ビリヤード場、パチンコ店などさまざまなテナントが出店していたこのビルも、ここ最近はほぼ空き家に。何度も再開発の話が持ち上がるも、多くの区分所有者がいることもあり、断念されてきたという経緯がありました。しかし、ついに2019年6月に「解体告知」が出され、その長い歴史に幕を下ろすことになりました。
解体告示でのテナントは、1階のラーメン居酒屋「きぬちゃん食堂」と3階の「東豊書店」のみとなっていました。店主・簡さんの「東豊書店」は日本屈指の「中国語専門書店」として知られ、中国・香港・台湾などで出版された本が床から天井までビッシリと並ぶ様子はまさに「東京の九龍城」でした。
現在、代々木会館前に掲げられている解体告知によりますと、解体は8月1日(木)から2020年の1月31日(金)まで。横浜市に本社を置く企業の名前が記されています。都心駅前の一等地における大型再開発であるものの、現時点ではどういった内容の開発が行われるのか一切明かされておらず、今後の動向が注目されます。
環境省は富裕層が別荘などとして購入する「分譲型ホテル」の国立公園内での設置を認める方針を固めた模様。
空室時に一般の観光客に貸し出すことを条件とします。「分譲型ホテル」はマンションタイプやリゾートホテルタイプなどさまざまな種類があり、海外では長期滞在者らに人気が高い形式です。宿泊施設の多様化により、国立公園を訪れる外国人観光客を増やすのが狙いです。
国民共通の財産である国立公園内にある施設は誰もが利用できることが原則。このためホテル側は、繁忙期を含め年間を通して一定割合、一般客が利用できるようにしなくてはならないとしています。
宝塚ホテル(宝塚市)は来年5月14日(木)、宝塚大劇場の西隣へ移転・新築することを発表しています。
宝塚ホテルは、1926(大正15)年5月14日の開業以来、90年余り宝塚のシンボルとして親しまれてきました。現在の施設は来年3月末で営業終了、5月の移転以降新たな場所・建物でスタートとなります。
今まで培ってきた伝統を新ホテルでも伝えていくべく、阪神間モダニズムと称されるクラシカルなデザインを継承。切妻屋根の壁面などに描かれている植物モチーフのレリーフや、建物の外壁を特徴づけるドーマー窓と半円形屋根、アーチ付き天井を持つ回廊、階段の手すりに施された装飾などを復元するとともに、現在のホテル館内に飾られている緞帳や宴会場内のシャンデリアは新ホテルに引き継がれます。
構成は、1階にメインロビー・フロント・大宴会場・小宴会場・ラウンジ・売店、2階にレストラン(3店舗)・中宴会場、3~5階に約200室の客室の予定。客室は、シングル・ツイン・ダブル・スイートを展開し、アクセントカラーにピンクを用いた宝塚ホテルを象徴する華やかな客室、ブルーを用いた清らかな客室、落ち着いた色調のクラシックかつシックな客室といったデザインに仕上げられます。今年8月1日(木10:00~)から宿泊予約受付開始されます。
「レオパレス21」 や 「大和ハウス工業」 の物件で建築基準法違反が相次いで発覚した問題で、国土交通省は28日、有識者検討会の提言に基づく再発防止策を公表しています。
工事の監理者から不正に関する通報を受け付ける窓口の設置や、両者のような大手業者向けに品質管理指針を作ることを盛り込んでいます。
が、社員として雇われの立場の建築士として、通報という行為を行うものなのか疑問ですし、大手業者として品質管理指針もしくは設計の特記仕様書の作成は当然存在するはずで、どのような有識者の提言なのか、疑問に感じてしまいました。
検討委員会は、両者の不正に関わった建築士を処分することを求めているとのことですが、免許取り消しの処分まで科すのかも明言されていません。
指針では、業者が住宅の規格を作る段階で建築基準法を満たしているかを、商品企画部門と技術部門で二重チェックすることを求める方針だそうですが、これまた施工業者として当然の行為で、建築現場を知らない有識者を集めたのかと疑問だらけの提言に呆れています。
化粧品・雑貨販売の「アクサス」(徳島市)は28日、神戸・六甲山上で酒類の蒸留事業に乗り出すと発表しています。神戸市灘区六甲山町の遊休施設を活用し、2020年11月からウイスキーやスピリッツ類の製造を始めます。六甲山ブランドで国内外に蒸留酒を販売するほか、施設見学や試飲ができるスペースも併設し、山上に観光客を呼び込む計画で、神戸市は山上のにぎわいを生み出す事業として選定し、建物の改修費を補助します。
「アクサス」は2006年設立。主に化粧品や雑貨などを扱う店舗を四国や関西で展開するほか、酒類の輸入卸も展開。国内外で市場が広がる蒸留酒の製造に進出することにしました。
製薬会社の保養所だった建物を今年5月に取得。蒸留器や熟成用のたるを導入し、年間1万1千リットルの生産を目指します。周辺のホテル宿泊者が徒歩で移動できる立地をいかし、食堂だったスペースをバーに改装して試飲できるようにする計画だそうです。
兵庫県内の地ウイスキーとしては、「あかし」を販売している「江井ヶ島酒蔵」(兵庫県明石市大久保町西島919番地)がありますが、「六甲」の名を冠した地ウイスキーの登場を待ちたいと思います。
来年春開業予定として建設中のサッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなどの専用球技場「京都府立京都スタジアム」(京都府亀岡市)について京都府は25日、命名権(ネーミングライツ)の優先交渉先に京セラ(京都市伏見区)を選んだことを明らかにしています。
名称はサッカーJ2の1922年に創設された「京都紫光クラブ」が前身の「京都サンガFC」のホームとなることを踏まえ「サンガスタジアム by Kyocera」となります。
毎年1億円を20年間支払う契約内容で、詳細は今後詰められるとか。スタジアムを運営する指定管理者も、企業運動会やスタジアムウエディングなどでの活用を提案した事業者を内定しました。
JRAは24日、2025年に100周年を迎える京都競馬場記念事業の一環として行う施設全体の一体的整備工事の概要を発表しています。
グランドスワン(1980年竣工)の改築、ビッグスワン(99年竣工)の改修に加え、円形のパドックは楕円形となります。それ以外では、歩道などスタンドの周辺施設、厩舎エリアの建物や馬場の路盤改修など多岐に及ぶ模様。
工事期間は20年2月~24年3月を予定していますが、開催休止期間は20年11月~23年3月までの2年4か月間。G1は来年の菊花賞が休止前の最後となります。リニューアル最初のG1は、23年4月の天皇賞・春になる見込みで、ビッグスワンの改修は同年夏以降に取りかかる予定です。開催の振り替え先の競馬場は未定。ビッグスワンでは休止期間中も通常通り発売、払戻業務を行ないます。
なお、芝コース、ダートコースで路盤改修が行われますが、コースの線形(レイアウト)は変更されません。
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