賃貸アパート大手「レオパレス21」は14日、物件の施工不良問題で不備のある物件が4月末時点で計1万5628棟に上ったと発表しています。これまでの公表数から約千棟拡大しました。調査を終えた2万1277棟のうち7割超で問題が見つかっています。全約3万9千棟を対象とした調査の途上にあるため、不備の数はさらに増える可能性が高いようです。
不備が判明した1万5628棟のうち、7613棟で屋根裏などを仕切る壁がないといった施工不良が判明しています。残りの8015棟は隙間などの「軽微な不備」としています。随時補修を進めるとのことです。
「レオパレス21」は10月までに物件の補修工事を終える目標ですが、棟数の増加で遅れる可能性が出てきています。
賃貸アパート大手「レオパレス21」は、<深山英世>社長(61)が6月にも退任する人事を固めたようです。建築基準法の基準に合わないアパートを施工した問題が拡大しており、経営責任を明確にする模様です。後任の社長には<宮尾文也>取締役常務執行役員(59)が昇格する見通しです。
「レオパレス21」は昨春、延焼を防ぐ天井裏の仕切り壁が設置されていないなどの不備が発覚。施工した全物件の調査が続いていますが、3月末時点で全物件約3万9千棟のうち4割弱で不備が見つかっています。補修工事の費用が膨らんだうえ、入居率も低下しており、2019年3月期の純損益が690億円の赤字になるとの見通しを 9日に発表 しています。
<深山>氏は創業家出身で、2010年2月に社長に就任しています。今回、取締役に降格のようです。
アパートの施工不良が相次いで見つかった賃貸住宅大手「レオパレス21」は9日、2019年3月期連結決算で、最終利益の赤字額が690億円に拡大する見通しだと発表しています。2月時点では380億~400億円の赤字と予想していました。天井裏に壁がないなど、施工不良のアパートの補修にかかる費用が拡大するためのようです。
同社はこれまでに施工した約3万9000棟を対象に調査を進めています。天井裏に不備があったものだけで3月末時点で1万4599棟で施工不良が見つかっており、想定より補修費用がかさむとしています。補修が終わるまで入居者の募集を停止している影響で空室も増えており、売上高の予想は2月時点の5100億~5160億円から、5050億円に引き下げたようです。
赤字の拡大に伴い、役員報酬を減額して経営責任を明確化するとか。<深山英世>社長は今年2月以降、役員報酬の30%を自主返納しているが、これを60%に拡大するようですが、金額的にいくらになるのかが気になるところです。
< 星野リゾート青森屋の「青森ねぶたの間」 >
眠りたいのに、眠れない部屋との宣伝文句の部屋が、星野リゾート青森屋(青森県三沢市)に4月17日開業しています。ねぶたの鋭いにらみと迫力で「寝かせない客室」として「青森ねぶたの間」が登場、1泊1人3万2千円からとか。
部屋のテーマは青森四大祭のひとつ「青森ねぶた祭」です。リビングに幅約3.2m、高さ約1.4mの立体ねぶたを設置したほか、寝室の天井やトイレのふたにも絵を描き込み、祭りさながらの熱気を感じられる空間に演出されれています。
作品はねぶた師で竹浪比呂央ねぶた研究所を主宰する<竹浪比呂央>(1959年~)さんを中心に制作し、東北地方で語り継がれる英雄「アテルイ」などを題材としています。
仕掛けも施され、廊下には祭りの踊り手「ハネト」の足跡があり、足跡の上を進むと、「ハネト」気分が味わえるとか。
中国・北京市で建設が進む市内二つ目の国際空港「北京大興国際空港」が4月下旬、国内外のメディアに公開されました。6月30日の完成、9月30日までの開港を目指しています。将来的には滑走路7本を備え、世界最大級の年1億人の旅客数を見込んでいます。
建設工事は、竣工に向けて佳境に入っています。自然光をとりいれた明るいターミナルとしての外観、内装ともに目立つのは曲線です。
「曲線の女王」として知られた英建築家、故<ザハ・ハディッド>が設計に関わりました。<ハディッド>が手がけた日本の「新国立競技場」の設計案は高額な費用などが問題になり撤回されましたが、中国では<ハディッド>氏による建築が完成しています。
「北京大興国際空港」の最大の特徴は上空から見たターミナルの形です。中心部から六つの方向に建物が伸び、「*」型をしています。北側の一つを除く、五つの建物の外側に飛行機が駐機します。
「*」型の中心部に空港の出入り口がありますが、それぞれの建屋の先端まではいずれも600メートルで、歩いても8分足らずで着きます。
ターミナルは2層に分かれており、それぞれから出発可能です。駐機数も多く、空港建設指揮部によると、同じ規模のほかの空港より効率がいいとか。
北京市の中心部から南に46キロほどの所にあり、高速道路と高速鉄道、アクセス鉄道がつながっています。空港の下に駅ができ、乗り換えが便利です。高速鉄道なら北京西駅まで20分。北京市だけでなく、周辺の天津市や新都市・雄安新区とのアクセスも重視されています。
< 2002年に登場した「泉の広場」の3代目の噴水 >
< 11月にリニュアルされる「泉の広場」のイメージ >
大阪・梅田の地下街で待ち合わせ場所として親しまれてきた「泉の広場」の噴水が、リニューアル工事に伴い5月に撤去されます。現在の噴水は2002年に登場した3代目で、49年にわたり行き交う人々の思い出を彩ってきました。工事が目前に迫り、別れを惜しむ人が相次いで訪れているようです。
「泉の広場」は地下街「ホワイティうめだ」の一角にあります。「地下街は味気ない」という市民の声に応え、1970年に初代の噴水が誕生。1981年、白を基調にした2代目にバトンタッチしました。
大理石製の3代目はイタリア・ミラノの彫刻家がデザインし、2002年に登場しましたが、広場を多くの人が集まるイベントに使うため、撤去されますが、人々が集う場所としてリニューアルされるとのことで、「泉の広場」という名称はそのままに、フルカラーLED照明とステンレス鏡面仕上げをした枝と葉で、水をイメージした生命の木「WATER TREE」(仮称)を表現。床には水面が揺らめき、季節やイベントに合わせて演出を変えていくようです。
5月5日に泉の広場での最後のイベントが行われ、6日に2期エリア(泉の広場周辺)の全店舗の営業が終了。9日から対象エリアの通路が閉鎖され、11月下旬のリニューアルオープンを目指します。
瀬戸内海を一望できるレストラン「GARB COSTA ORANGE」(ガーブ・コスタ・オレンジ)が「淡路サンセットライン」(兵庫県淡路市郡家1033-1)に完成、本日27日11:00に開店します。
人材派遣大手パソナグループ(東京)と、飲食店運営バルニバービ(大阪市)による合弁会社「アワエナジー」がてがけ、3階建て300席(テラス席190席)のレストランです。
いつでも少し他とは違うスタイルを持ったお店であり、時代の少し先をゆき、常に何かを発信し続ける個性を大切にするバルニバービのメインブランドが「GARB」です。豊かな自然に囲まれた淡路島の中でも、多くの人々を魅了する絶景のサンセットを一望する場所で、本格薪窯ピッツァと地産地消の食材を使ったイタリアンを主軸に、オリジナルカクテルやBBQを楽しめるレストラン&カフェとなっているようです。
料理は大阪・天神橋で予約の取れないイタリアンとして人気を博した「イル・チプレッソ」の<高島朋樹>シェフが腕を振るう島内の食材を使ったイタリアン。「今、この場所で、ここでしか作れない料理」を軸に島内でとれた食材の鮮度、温度、味のバリエーションを試行錯誤した高島シェフの一皿が堪能できるとか。
< 港南側(東側)から高輪ゲートウェイ駅(右下)と、4街区・3街区を望む(画像:JR東日本) >
JR東日本の高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)の周辺進める「品川開発プロジェクト(第1期)」が、都市計画決定されました。高輪ゲートウェイ駅周辺に、「グローバルゲートウェイ品川」のコンセプトのもと、複数の高層ビルが立ち並ぶ計画です。
2020年春、山手線と京浜東北線の田町~品川間に新駅の 「高輪ゲートウェイ駅」 が開業する予定です。この駅に隣接する形でJR東日本は現在、品川開発プロジェクト(第1期)を進行中。今回、この都市計画が、国家戦略特別区域会議と内閣総理大臣による認定を受けました。
計画は、港区の港南二丁目、芝浦四丁目、高輪二丁目、三田三丁目にまたがる約9.5ヘクタールの敷地(都市再生特別地区)に、北から「1街区」「2街区」「3街区」「4街区」を設定。1街区と3街区、4街区は高さ約164m~173m(地上30階~45階)の高層ビルが建てられます。建物には、居住施設(約860戸)をはじめ、インターナショナルスクール、多言語対応の子育て支援施設、文化創造施設、宿泊施設などが入る計画です。
「品川開発プロジェクト(第1期)」は、まちづくりのコンセプトである「グローバルゲートウェイ品川」にふさわしい景観を実現させるため、まち全体のデザイン構想では、建築デザイン事務所の「Pickard Chilton(ピカード・チルトン)」と「隈研吾建築都市設計事務所」が起用されました。
JR東日本によりますと、街全体のデザイン指針として、各街区の複数建物を「日本列島の島々」に見立てて「アーキペラーゴ(列島)」を創出。さらに、かつて海岸線であった場所の記憶を想起させる滑らかな「フロー(流れ)」のような歩行者ネットワークを整備するといいます。
低層部は各建物の豊かな緑を連ねることで、都市に“緑の丘”を構築。高層部は頂部に統一した動きをつくり、各建物が個性を持ちながらも「群としての一体感」を表現。高輪ゲートウェイ駅前は、「エキマチ一体まちづくり」の象徴として、和を感じられるデザインの新駅と、緑豊かで滑らかな曲線を持つ4街区建物によってつくり出される「360度の広場空間」を形成するということです。
街の中心となる、街区のデザインは、Pickard Chiltonと検討。外装は「象徴的なアイデンティティの創出」「ヒューマンスケールな空間表現」「海岸線を想起させる全体デザインに調和する『フロー』が生み出す良質な空間形成」をデザインの指針としています。
「品川開発プロジェクト(第1期)」は、2020年ごろの工事着手を目指して関係各所と調整が進められます。「まちびらき」は2024年ごろの計画です。
神戸市認定伝統的建造物「ラインの館」(神戸市中央区)が4月22日(月)にリニューアルオープンします。
同館は、建築後約100年を迎え建物内部が老朽化したため、2014年に耐震診断を実施したところ、耐震補強が必要と判明。公開活用する文化財建造物としての安全性を確保するため、2015年6月より休館(庭園のみ公開)、2016年4月より庭園を含め全面閉鎖されていました。
今回は全面解体による修理と耐震対策・防火対策の工事をはじめ、トイレリニューアル、敷地内整備、煉瓦塀補強などが行われています。
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