東京ディズニーランドの新エリア「ニューファンタジーランド」のイメージ
オリエンタルランドは2017年4月から東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)の新エリアの工事を、約750億円を投資して始めていましたが、来年4月15日にオープンすると、19日に発表しています。
名称は「ニューファンタジーランド」で、映画「美女と野獣」をテーマに、パーク内にある7つのテーマランドの1つである「ファンタジーランド」を拡張するもので、ファンタジーランドを拡張して誕生。
ベルが住む村の入口にベルの父モーリスの家「モーリスのコテージ」(ファストパス発券所)、その先にガストンの噴水やレストラン、ショップなどが並びます。森の中の美女と野獣の城にはアトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」がオープン。映画の名曲に合わせて踊るように動くライドに乗って、名シーンをめぐります。
森の奥には東京ディズニーランド初となる本格的な屋内シアター「ファンタジーランド・フォレストシアター」があり、ディズニーのキャラクターのライブパフォーマンスが行われます。
またトゥモローランドにはライド型アトラクション「ベイマックスのハッピーライド」、トゥーンタウンにはキャラクターグリーティング施設「ミニーのスタイルスタジオ」がオープンします。
86年ぶりの建て替え工事を終えた大丸心斎橋店本館(大阪市中央区)が20日13:00、グランドオープンします。運営するJ・フロントリテイリングは18日、店内を報道陣に公開しました。売り場の6割以上をテナントに任せる「脱百貨店」の新たな取り組みを進めつつ、地域で親しまれた旧本館の外壁を残しています。
売り場は、地上10階地下2階。約4万平方メートルの広さに関西初進出のブランド41点を含む高級ブランド店など約368店が集まります。Jフロントが運営する複合商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」(東京・銀座)の方式を取り入れ、従来の百貨店とは異なる店作りをしています。売り場の中心となるテナント店舗は、各店の裁量で自由にサービスや商品を充実させることができます。テーマごとに階を分け、男女の服が同じ階で買えるのも特徴です。
建物は、関西を中心に活躍した米国出身の建築家<ウィリアム・メレル・ヴォーリズ>による、1933年完成の旧本館のネオ・ゴシックの外壁を残しています。1階エレベーターホール部分は部品を再利用して昔の内装を再現。エスカレーター部分には1階から10階まで約50メートルの高さを貫く巨大なLEDアートの壁を配置し、伝統と現代的要素を織り交ぜた意匠となっています。
2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災の教訓を後世に伝えるため、岩手県などが整備を進めてきた「東日本大震災津波伝承館」(いわて TSUNAMI メモリアル)が完成し17日、報道陣に公開されました。津波で流された橋桁の一部など被災した沿岸12市町の資料約150点を展示。スマートフォンアプリを使って中国語と韓国語で解説する仕組みも用意されています。22日(日)に開館します。
津波伝承館は、国と県、陸前高田市が整備する「高田松原津波復興祈念公園」内に、再建された道の駅「高田松原」に併設する形で建設。展示スペースは1155平方メートルで、岩手県が約7億7000万円を投じて内装や展示物を整備してきました。
館内の展示は「命を守り、海と大地と共に生きる」をテーマに、4つのゾーンなどで構成。ゾーンの一つ「事実を知る」では、津波で307メートル上流まで流された重さ2.5トンの気仙大橋の橋桁の一部などを展示しています。
入館は無料で午前9時から午後5時まで開館。展示した資料には、日本語と英語の説明文を添えているほか、日本語、英語、中国語で説明できる解説員を配置。スマホアプリの利用を含めると、4カ国語で説明できるといいます。
「奈良 蔦屋書店」(画像:TSUTAYA)
複合書店「奈良 蔦屋書店」が2020年春、奈良県最大の会議場・観光交流拠点「奈良県コンベンションセンター」内に開業します。
同施設は、“文化に囲まれ、好奇心の扉を開く場”をコンセプトとし、奈良県の観光や地元の名産品をはじめ、悠久の都・奈良ならではの新しい知識の発見がある本や雑貨をラインナップ。
また、地域最大級の座席数となる「BOOK & CAFE」を通じて、近隣住民が毎日でも利用したくなるような地域コミュニティの拠点と、国内外から訪れる観光客の両者が寛げる空間を提供します。
「蔦屋書店」は現在、東京・代官山を皮切りに、佐賀・武雄、北海道・函館、高知など全国に規模を拡大しています。
(画像:サンケイビル共同体)
民間資本に活力を求めていた 神戸市立須磨海浜水族園(同市須磨区)が、大型リゾート施設として生まれ変わることになりました。水族館の運営は近年、民間主導で周辺にホテルなどを整備し、滞在型施設として集客することが成功の鍵となっているようです。再整備事業の優先交渉権者に選定されたサンケイビル共同体は、同様の取り組みで成功している鴨川シーワールド(千葉県)のノウハウを導入し、国内トップレベルの水族館を目指します。
サンケイビル子会社が運営する鴨川シーワールドは1970年(昭和45年)に開館。翌年にホテルを建設し、日本で初めてシャチの飼育を始めるなど展示施設を充実させました。同社によると、水族館は開館から10年で来館者が3割程度減少することが多いが、同館の場合、当初60万人だった年間来場者は、現在は100万人近くで安定しているといいます。
サンケイビルは鴨川シーワールドの成功例を須磨にも導入。西日本唯一となるシャチの飼育展示に乗り出すほか、全80室がオーシャンビューのリゾートホテルを整備し、宿泊客限定の水族館のナイトツアーを企画するなど、集客への魅力を高めます。外国人観光客数で大阪や京都に差をつけられている神戸市も、須磨の再整備を外国人誘致の切り札にすることを狙っています。
水族館の周辺に他の観光施設やホテル、商業施設などを一体的に整備して集客を図るケースは近年、全国で相次いでいるようです。
京都市が所有する梅小路公園(同市下京区)でオリックスグループが平成24年にオープンさせた京都水族館の場合、JR西日本が近くに京都鉄道博物館をオープンし、新駅も開設。さらにはホテルの誘致も決まっている。また、同グループが運営するすみだ水族館(東京都墨田区)は東京スカイツリータウンにある立地を生かして入館者数を伸ばし、平成27年に大阪市が全株式を売却して近鉄グループになった海遊館(同市港区)は、隣接する商業施設などとの相乗効果で集客を確保しています。
三菱地所(東京)は12日、神戸・三宮で新しいホテルを着工したと発表しています。完成した建物をグループの運営会社に引き渡し、2021年に開業させる予定です。
新ホテルは「ザ ロイヤルパーク キャンバス 神戸三宮」(170室)。鉄骨造りの地上12階建てで、延べ床面積は約6400平方メートル。飲食店やサウナ、量販店が立ち並ぶ神戸市中央区下山手通2に建設し、完成後はグループのロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ(東京)が運営します。同社が兵庫県に進出するのは初めてになります。
ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツは、多様化するミレニアル世代の宿泊ニーズに応えるライフスタイル型ホテルブランドとして「ザ ロイヤルパーク キャンバス」を2018年4月より展開、すでに「銀座」「名古屋」「大阪北浜」で開業・運営していますが、今回出店する「神戸三宮」は、歴史的にも多様な文化が融合する国際色豊かなエリアで、国内外から感度の高い人々が集まる立地であることから、本計画においても同ブランドラインを投入します。
「ライフスタイル型ホテル」と称し、豪華な施設と充実したサービスで非日常を提供するのではなく、生活の延長にあるようなホテルを好むミレニアル世代に向け、デザインと機能性を両立した客室と、人とのコミュニケーションの場である共用スペースに重きをおいて宿泊客と地域の人が交流できる共有スペースが特徴で、自宅や行きつけのカフェなどでくつろぐような日常性を演出するのが特長とし、豪華な施設や充実したサービスを備えた都市ホテル、宿泊主体のビジネスホテルとの差別化を図ります。
複合施設「WATERS takeshiba」(中央)の完成イメージ(画像:劇団四季)
劇団四季とJR東日本は9日、東京・竹芝の沿岸部に来年完成予定の複合施設「WATERS takeshiba」の概要を発表しました。商業施設の名称を「アトレ竹芝」に決定され、2020年4月13日にⅠ期開業、7月14日にⅡ期開業となります。
施設内に開場する「JR東日本四季劇場 春」のこけら落とし公演は「アナと雪の女王」に決まっています。
新劇場は「春」と「秋」の2館で、隣接する既存の「自由劇場」を含めると計3館で構成。「春」は約1500席で、四季専用劇場としては国内最大規模。来年9月10日からディズニーミュージカル「アナと雪の女王」を上演します。「秋」の上演作品は未定。
複合施設の敷地は、浜松町駅に近い約2万3千平方メートルで、ホテルやオフィスが入る高層棟と劇場棟で構成されています。ホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」は2020年4月27日に開業し、宿泊予約を2019年10月8日から受付開始します。
「The Okura Tokyo」の外観
ホテルオークラ東京の東京・虎ノ門の本館跡地に新ホテル「The Okura Tokyo(オークラ東京)」が12日に開業します。
新ホテルは、オフィスも入る四十一階建ての高層ビルと、ホテルだけの十七階建て中層ビルの二棟で構成されています。客室数は508室と旧本館から2割強増えています。東京五輪・パラリンピックなどで増加する外国人宿泊客らを狙います。
高層棟の5階のメインロビーは、旧本館のロビーを再現。「オークラ・ランタン」と呼ばれる古墳時代の首飾りをモチーフにした独特の形の照明や、世界各地の時刻が分かる時計、満開の梅の花に見立てた椅子とテーブルなどを引き継いだ麻の葉文様の木組み格子など日本らしさを感じさせるデザインが随所に採用されています。
客室は全室47平方メートル超で、料金は1泊7万円(税・サービス別)から。最も高い730平方メートルのインペリアルスイートは1泊300万円。
本館は1962年開業の名門ホテルで、各国首脳らも宿泊しました。2015年に建て替えのため閉館。現在は別館のみ営業しています。
アンテナショップ「丹後七姫殿(仮称)」の完成予想図(画像:丹後王国)
西日本最大級の道の駅「丹後王国『食のみやこ』」(京都府京丹後市弥栄町)を運営するパソナ子会社の「丹後王国」(同)は5日、丹後の食や観光情報を発信するアンテナショップを錦市場商店街(京都市中京区)に11月に開設すると発表しています。
商店街で購入した食品を食べられるイートインスペースも設け、商店街で課題となっている食べ歩きの解決も目指します。
アンテナショップ「丹後七姫殿(仮称)」は、創業約400年の老舗寿司(すし)屋「伊豫又(いよまた)」(中京区錦小路通麸屋町西入ル)を改装して開設します。
延べ約200平方メートルで、1階は伊豫又の鯖寿司や押し寿司に加え、丹後地域の農産物や海産物、クラフトビール、地酒などの特産品を販売。炉端焼きや揚げ物も提供する。2階は約60席のイートインスペースと丹後地域の観光情報の発信拠点とします。観光客ら年間10万人の集客を目指します。
「大田区立勝海舟記念館」(画像:大田区)
「大田区立勝海舟記念館」(東京都大田区南千束二丁目3番1号)は、国登録有形文化財である「旧清明文庫」を活用し、2019年(令和元年)9月7日(土)に開館します。9月7日開館日当日の一般入場は13時からです。
これまで勝海舟に関係する史料などが保管されてきた「旧清明文庫」(登録有形文化財)という建物を改修し、幕末から明治にかけて活躍した<勝>の生涯が、数々の遺品や書物、映像等で紹介されます。
<勝海舟>は1823(文政6)年3月12日、江戸に生まれた幕臣です。海軍の育成に努めるなど幕末のもっとも革新的な考えを持った幕臣と言われ、江戸無血開城を実現させた海舟は、官軍の本陣が置かれた池上本門寺の松濤園で<西郷隆盛>と会見をしたと言われています。
1899(明治32)年1月19日に77歳で亡くなっていますが、「咸臨丸」での渡米や江戸城無血開城、また<山岡鉄舟>、<高橋泥舟>と共に「幕末の三舟」と呼ばれるなど、さまざまな場面で活躍しており、その名は現代にも引き継がれています。
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