4棟目となる「ステーションタワー(仮称)」のイメージ(画像:森ビル)
森ビルは25日、東京・虎ノ門エリアで進める複合都市「虎ノ門ヒルズ」再開発計画のうち、4棟目となる「ステーションタワー(仮称)」の起工式典を行っています。東京メトロ日比谷線にできる同名の新駅と直結する構想で、令和5年7月に完成予定。
同タワーは、高さ約265メートル(地上49階、地下4階)の超高層ビル。最上部には、イベントや会議を開けるホールなどの施設を整備し、新たなビジネスの発信拠点を創設します。隣接地に建てる商業施設と複合ビルを合わせて約2・2ヘクタールを再開発します。
来年6月6日に開業予定の 「虎ノ門ヒルズ駅」 の西側に位置し、駅とつながる広場を整備するほか、駅東側の森タワーなどと往来しやすいよう、歩行者専用通路を形成させます。再開発地区は約7・5ヘクタールに及び、そのうち2割に当たる約1万5000平方メートルが緑地化されます。
周辺ではオフィス棟や住宅棟の建設工事が盛んです。虎ノ門エリアは各国の大使館や外資系企業が集中する地域でもあり、東京五輪・パラリンピックイヤーとその後の持続的な発展に向けて、国際ビジネス拠点の一層の強化を目指しています。
京都市内の宿泊施設の客室数の推移
京都市の<門川大作>市長(68)は20日の記者会見で、市中心部での宿泊施設の急増について「市民の安心・安全や、地域文化の継承を重要視しない宿泊施設の参入を今後はお断りしたい」と述べています。
京都市に立地する宿泊施設の客室数は、市が2020年までに必要と試算した4万室を既に突破し、今後2年間のうちに5万室を上回る見通しであることが試算されています。市内では訪日外国人の増加を背景に「お宿バブル」とも呼ばれるホテルの建設ブームが続き、地価高騰や交通機関の混雑を引き起こしていますが、供給過剰の懸念も強まっています。。
反面、オフィスや住宅の需要にこたえられていないということで「(誘致方針からの)大転換で、覚悟を決めてお断り宣言した」と説明しています。
市では、観光客急増で公共交通機関が混雑するなど、市民生活に影響を及ぼす観光公害「オーバーツーリズム」が問題化。<門川>市長は「京都は観光のための都市ではなく、市民の暮らしを大事にしなければいけない」と指摘しており、市が策定中の観光基本指針にも盛り込むといいます。
2016年8月から建て替えのために休業していました「渋谷パルコ」が、1969年の「池袋PARUCO」開業から50周年を迎える節目の年に「池袋パルコ」として生まれ変わります。
パルコは19日、建て替えを終え22日にオープンする「渋谷パルコ」(東京都渋谷区)で報道関係者向けの内覧会を開いています。個性的な衣料品店や飲食店のほか、アニメやゲームのキャラクターを扱う店など13店舗がそろい、最先端の食や若者文化を発信する拠点として再出発します。飲食店は、ジビエ(野生鳥獣の肉)や昆虫食など個性的な店が並びます。
地下3階から地上19階建てのビルのうち、パルコは地下1階から地上10階までを占めています。演劇や落語の舞台の「パルコ劇場」は8階にて令和2年3月にグランドオープンします。
高級ブランドから個性派ファッションまでさまざまな店舗が入り、人気の五反田にある行列の絶えないうどん屋〈おにやんま〉や野生鳥獣の肉(ジビエ)や昆虫食の飲食店も出店しています。アニメやゲームにも力を入れ、任天堂の国内初の公式直営店「ニンテンドートウキョウ」も入ります。「マリオ」などの人気キャラクターの限定商品や、ゲームを体験できるコーナーなどをそろえ、若者や外国人の集客を図ります。
1973年の開業当初から力を入れてきたファッションも強化され、3、4階には若手デザイナーを中心にした売り場を設けられています。
新国立公文書館の完成イメージ図(画像:内閣府提供)
内閣府は18日、東京・北の丸公園にある本館の収容力が近く限界を迎えるため、新たな国立公文書館の基本設計を有識者会議に提示しています。憲政記念館(東京・永田町)の敷地内に建設し、地上3階、地下4階の構造。2021年度に着工し、26年度の開館を目指します。
同時に建て替える憲政記念館と合わせ、建物の総面積は約4万2460平方メートル。工事費は計約488億9000万円を見込んでいます。
建物の石材は、隣接する国会議事堂で使われている「桜御影(さくらみかげ)」に似た色のものを使用することを検討。書庫は地震など大災害の影響を受けにくい地下3、4階に配置されます。
本日の<グーグルロご>は、スペイン、マドリードにあります「プラド美術館200周年」です。で、1819年11月19日に開館しましたので、この日から数えて200周年となります。
18世紀後半、<カルロス3世>が国王の時代に国務長官だった<ホセ・モニーノ>が美術館の構想を発案、<カルロス3世>は、建築家<フアン・デ・ビジャヌエバ>に設計を命じ、19世紀初頭、<カルロス4世>の時代に、建物が完成しました。
建物ができたのは良かったのですが、19世紀初頭のヨーロッパは「ナポレオン」による混乱期にありました。そのため、作られた建物は、当初の目的であった美術館ではなく、軍事施設として使用されました。ヨーロッパの混乱が収束した1818年、<カルロス4世>の子で国王となっていた<フェルナンド7世>の妻である<マリア・イサベル・デ・ブラガンサ>が、この建物に注目、彼女は建物の修復と、当初の使用目的であった「美術館」としての活用を国王に進言、国王は進言を受け<フアン・デ・ビジャヌエバ>の弟子だった<アントニオ・ロペス・アグアド>に戦争で破損した建物の修復を命じます。
そして、「1819年11月19日」に「Museo Real de Pinturas:王立絵画博物館」として運用が開始され、パリの「ルーヴル美術館」を倣い、歴代のスペイン王室が収集した<エル・グレコ>、<フランシスコ・デ・ゴヤ>、<ディエゴ・ベラスケス>、<ピーテル・パウル・ルーベンス>等、名だたる芸術家の作品が収蔵されました。<イザベル2世>の治世の1868年の「9月革命」後に、美術館は国有化されています。
それから、時代を経ると共に、新たな作品の収集、建物の増築などが行われ、現在では世界有数の美術館のひとつとなり、約7,600枚の油彩画、約1,000の彫刻、約4,800枚の版画、約8,200枚の素描、多くの美術史に関する書類が収められています。今年(2019年)は「200周年」の記念の年でもあり、記念コインの発行や、特別展示会等の様々なイベントが開催されています。
11月24日(日10:00~16:00)、兵庫県と中国地方(山口県を除く)、四国地方を管轄する神戸税関庁舎(神戸市中央区新港町12-1)を、無料で一般公開する「オープンカスタムス2019」が開催されます。
神戸税関庁舎内を公開する「オープンカスタム」は年に一度のみ開催。元貴賓室を公開し、神戸港を一望できる屋上を開放します。
そのほか、神戸税関・大阪税関音楽隊、兵庫県警察音楽隊によるホールコンサートや麻薬探知犬デモンストレーションをはじめ、スタンプラリーや輪投げ、ワークショップなど子どもでも気軽に参加できるイベントも実施されます。
(画像:JR東日本秋田支社)
JR東日本秋田支社は14日、秋田県仙北市角館町に古民家ホテルを2020年3月16日に開業すると発表しています。
観光客の多い武家屋敷通りにある3つの蔵を大規模改修(リノベーション)しています。インバウンド(訪日客)や日本人の家族連れを客層に、宿泊料金は平日素泊まりで1人1泊2万円前後から。角館を滞在型観光地として売り込みます。
施設名称は「和のゐ 角館」。歴史的建築物を活用したホテルの新ブランド「和のゐ」の第1弾となります。市所有の観光施設「あきた角館 西宮家」敷地内の2つの蔵(1919年築)を借り受けるほか、飲食店から江戸時代末期の蔵を取得します。
西宮家の武士蔵(旧前蔵)、ガッコ蔵は延べ床面積がそれぞれ150平方メートル、101平方メートル。「反物蔵」は186平方メートル。漬物たるをモチーフにした浴槽を設置したり、刀のレプリカや反物を置いたりします。昔の生活風景にタイムスリップしたような感覚を楽しんでもらうといいます。
いずれも1棟貸しで定員は4~6人。夕食は提供せず周辺の飲食店を紹介します。JR東子会社の秋田ステーションビル(秋田市)が運営します。
大阪・梅田で高層複合ビル 「ヨドバシ梅田タワー」 (地上35階、地下4階)が完成し、商業施設「リンクス梅田」が、16日開業します。、
訪日客にも根強い人気を誇る大阪都心の新名所として話題を呼びそうです。
「リンクス梅田」は「ヨドバシ梅田タワー」の地下1階から地上8階を占めています。既存の大型店舗「ヨドバシカメラ・マルチメディア梅田店」に隣接し、合わせて約9万平方メートルに上る売り場面積は国内最大級。新商業施設には飲食店や化粧品・衣類など約200の専門店に加え、共用オフィス「ウィーワーク」が入居し、起業家らの交流拠点としても期待されているといいます。
27日(水)には阪急阪神ホテルズが、地上9階~最上階に1030室を備える大阪最大級の 「ホテル阪急レスパイア大阪」 が開業します。
皇居・東御苑の「大嘗宮」。中央の回廊を挟んで右側の高い屋根が悠紀殿、左側が主基殿(画像:共同通信社)
皇位継承の重要祭祀「大嘗祭」の中心儀式「大嘗宮の儀」が11月14日6:30、皇居・東御苑に特設された 「大嘗宮」 で、公的な皇室行事として営まれました。「大嘗宮」は、今回の儀式のためだけに新設され、終われば一般公開を経て取り壊されます。宮内庁は経費削減のため、平成時と比べて敷地面積を縮小したほか、屋根は簡素な板ぶきを採用しています。
「大嘗宮」は約6500平方メートルで、悠紀殿や主基殿(すきでん)など30余りの建物で構成されています。建物の撤去費用などを含めた建設関係費は約24億4千万円となる見込みです。神道形式の「大嘗祭」に対する公費支出を巡っては、1990年に催された前回から、憲法の政教分離原則に反するとの批判が根強いのですが、政府は令和の今回も公的性格を認め、費用は皇室の公的活動費「宮廷費」を充てています
国民の負担を最小限に抑えたいという天皇陛下の意向もあり、建物の規模や間隔を小さくして、前回の8割ほどの広さに抑えています。
悠紀殿や主基殿などの屋根をかやぶきから板ぶきに変更しました。伝統を重視する一部の国会議員からかやぶきにするよう政府に申し入れもありましたが、宮内庁は工期短縮などを理由に板ぶきを採用しています。職人不足なども背景にあります。
解体された「大嘗宮」の大部分の木材は今回はなるべく再利用する方向で調整。宮内庁の大礼委員会は昨年12月、「住宅建材には不向きで、公園や防災土木などでの再利用を検討中」と発表しています。
報道公開された「大嘗宮」。正面には高さ4メートルの鳥居「神門」があります
天皇陛下の即位に伴う儀式「大嘗祭」が14、15両日に行われるのを前に、宮内庁は13日午前、皇居・東御苑に建設された「大嘗宮」を報道陣に公開しています。
「大嘗祭」は、新天皇が新穀で作った料理を神々に供え、国家や国民の安寧、五穀豊穣を祈る儀式で、天皇一代一度の重要行事とされています。
「大嘗祭」の舞台となる「大嘗宮」は、天皇陛下が主要儀式を行われる悠紀(ゆき)殿と主基(すき)殿など大小30余りの建物で構成され、10月末に建物部分が完成しています。
主要三殿と参列者の入り口となる鳥居「神門」は「黒木造り」という皮付きの丸太を使った伝統的な建築様式が用いられています。悠紀殿と主基殿の屋根にはX字形の千木ちぎが備え付けられています。主要三殿の屋根は、経費削減のため平成の時のかやぶきから板ぶきに変更されています。
「大嘗宮」は儀式後の21日から12月8日まで一般参観が行われた後、取り壊されます。建物内部は非公開で、宮内庁は「儀式は秘事に当たるため、内容が推測できるような建物構造などをお見せすることは控えたい」と説明しています。
5月10日に行われた「大嘗宮」建設工事の一般競争入札には清水や大林組など4社が参加。建設工事は大手ゼネコン「清水建設」が9億5700万円で受注し、7月下旬に着工、10月末までに本体工事を終えています。
予定価格は15億4220万円(同)で、予定価格に対する落札額の割合を示す落札率は62%でした。
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