アゼルバイジャンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は7日、1923年に竣工した帝国ホテル新館などで日本とゆかりが深い米建築家<フランク・ロイド・ライト>(1867~1959年)が手掛けた米国内の8作品について、諮問機関の勧告通り世界文化遺産に登録することを決めています。 8作品は、<ライト>の代表作である「グッゲンハイム美術館」(ニューヨーク)や「カウフマン邸(落水荘)」(ペンシルベニア州)など。米政府は推薦書で、将来の追加登録を目指す作品の一つとして兵庫県芦屋市の1918年にライトが設計し、1924年に完成した「旧山邑家住宅」(ヨドコウ迎賓館)を挙げています。追加を目指す具体的な時期は明記していません。