世界104の国と地域から約1100人のパラアスリートが神戸に集うパラ陸上の世界選手権神戸大会が、5月17日~5月25日の期間、ユニバー記念競技場(神戸市須磨区)にて、開催されます。
世界パラ陸上競技選手権大会は、国際パラリンピック委員会により創設された世界最高峰のパラ陸上競技大会です。1994年ドイツ・ベルリンで第1回大会が開催され、2011年ニュージーランド・クライストチャーチでの第5回大会から、2年ごとに開催されてきました。
〈神戸大会〉は2021年に開かれる予定でしたが、新型コロナウイルスの世界的な流行で2度の延期を余儀なくされました。そしてついに2024年5月に、東アジアで初めて神戸で開催されます。
障がい者と健常者が一緒になって、『東京2020パラリンピック』における感動やパラスポーツへの関心の高まりを次代につなげ、スポーツを通した交流の輪をひろげ、障がい者をはじめ誰もが暮らしやすいまちづくりをすすめる、大会を目指しています。
会場となる「神戸総合運動公園ユニバー記念競技場」は、1985年のユニバーシアード神戸大会にあわせて建設されました日本有数の総合競技場です。1989年のフェスピック神戸大会においても会場として使用されました。
パラ陸上競技は、主にトラック競技とフィールド競技に分かれており、競技種目ごとにアスリートが競い合います。ひとくちに「障がい」といっても、腕や脚などの身体、視覚や知的障がいなど、障がいのある部位や種類はさまざま。また、同じ障がいでも、その程度はそれぞれ異なります。そのためパラ陸上では、同じ種目でも障がいの部位とその程度によって細かく分かれて競技が行われます。
「神戸 2024世界パラ陸上競技選手権大会」では171種目を実施予定。最も多くのクラスが実施されるのは、100mで、男女計33人の「100m金メダリスト」が誕生予定です。