恋人として平穏な日常を過ごしていた高校生の男女が、思わぬ形で性的搾取に遭遇する姿を描いた
『平坦な戦場で』が、2025年7月5日より公開されます。
高校2年の冬。恋人同士の「早崎のぶえ」と「村木智也」は幸せな日々を送っていました。ある夜、「村木」は路上で泣いていた中年女性を家まで送り届けますが、突然その女性から「お金を払うから抱いてほしい」と懇願されてしまいます。断りきれずに女性と関係を持つ「村木」でしたが、この経験がトラウマとなり学校を休むようになります。「のぶえ」は「村木」のいない日常に孤独を募らせていきます。
『春の結晶』の<櫻井成美>が「早崎のぶえ」役、PFFアワード2020にて審査員特別賞を受賞した『未亡人』など自主映画の監督としても活動する俳優<野村陽介>が「村木智也」役を務め、それぞれの心の痛みにさいなまれながらもともに生きる方法を模索する男女を繊細に演じています。
『遠上恵未(24)』がPFFアワード2020で入選した<遠上恵未>監督が長編初監督を務め、人間を孤独へと追い詰めていく現代の日常を多面的かつ切実に描き出しています。2023年・第24回TAMA NEW WAVEコンペティション部門で入選、うえだ城下町映画祭・第21回自主制作映画コンテストで大賞を受賞している作品です。