『スノードロップ』@<吉田浩太>監督
5月
21日
第19回大阪アジアン映画祭のコンペティション部門で上映された映画『スノードロップ』が、2025年10月10日より東京・新宿武蔵野館で上映されます。
本作は、生活保護制度を受けるにあたって根本的に矛盾する選択をした実在の一家をモデルとする物語です。母「キヨ」と同居している「葉波直子」は、長年蒸発していた父「栄治」の突然の帰宅に困惑しつつもともに暮らし始めます。10年ほど経った頃、「キヨ」が認知症を患い、「栄治」も持病の悪化により仕事ができなくなったことから、「直子」は生活保護の申請作業を進めていました。ケースワーカーによる訪問審査を受けて生活保護の受給がほとんど決まった夜、「栄治」は「直子」にある一言を告げます。
「直子」役で<西原亜希>が主演を務め、ケースワーカーの「宗村幸恵」を<イトウハルヒ>が演じています。そのほか<小野塚老>、<みやなおこ>、<芦原健介>、<丸山奈緒>、<橋野純平>、<芹澤興人>、<はな>が饗宴しています。
監督は、『Sexual Drive』の<吉田浩太>が務めています。自身の生活保護受給経験で抱いた疑問が企画の出発点となっており、現代に通底する貧困意識を問いただす社会派映画に仕上げています。