「1ドル=145円33銭~145円35銭」
5月
10日
9日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反発し、前日比55銭円高・ドル安の「1ドル=145円30〜40銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=144円83銭」、安値は「1ドル=145円36銭でした。
米国と貿易相手の関税交渉が進展するとの期待から急速に円安・ドル高が進んだ後で、週末を前に持ち高調整を目的とした円買い・ドル売りが優勢になりました。
今週末に閣僚級の米中貿易協議を控え、両国の貿易摩擦が緩和に向かうとの期待から低リスク通貨とされる円への売りが活発になっていました。9日のニューヨーク市場では実際の協議内容を見極めたい雰囲気が強く、リスクイベントを前に持ち高調整の円買い・ドル売りが入ったようです。
円相場は買い一巡後はやや伸び悩んでいます。経済データ次第では、米連邦準備理事会(FRB)による様子見が長期化する可能性があるとの見方もあり、(FRB)の利下げに慎重な姿勢は円相場の重荷となっています。