『しあわせは食べて寝て待て』@NHK総合
3月
2日
俳優の<桜井ユキ>が主演、<加賀まりこ>、<宮沢氷魚>が共演する、NHK総合のドラマ10枠『しあわせは食べて寝て待て』(毎週火曜 午後10:00)が、4月1日より放送されます。げんさくは、<水凪トリの同名コミック『しあわせは食べて寝て待て』(秋田書店)です。
<桜井ユキ>が演じる主人公「麦巻さとこ」は38歳、独身です。一生つきあう病気(膠原病)にかかり、会社を退職します。週4日のパートでギリギリの生活を送ることになります。日常生活は一応送れるものの、無理をすると体が悲鳴をあげてしまいます。マンションの更新をあきらめ、家賃5万円の築45年の団地団地暮らしを始めます。お隣に大家さん「美山鈴」が住んでいるので躊躇しましたが、決め手は謎の居候の「司」の作ったスープと、薬膳料理でした。「さとこ」は食事で体調を整える【薬膳】と出会い、やがて、自分なりの楽しみ方を見つけ、〈できない自分〉を受け入れていきます。
<加賀まりこ>が演じる「美山鈴」は、「さとこ」の借りた部屋の大家で、お隣に住む。ずっとこの団地に暮らしてきた90歳です。ちょっぴりおせっかいで、どちらかというと天真爛漫。息子という触れ込みだった「司」と出会い、おせっかいを焼いた縁で同居を始めてから、長年のある夢がかない、人生を楽しんでいます。「鈴さん」のペースに巻き込まれる「さとこ」ですが、知らないうちに包み込まれていました。
<宮沢氷魚>が演じる「羽白司」は、「鈴さん」の同居人。あまり自身のことを語らず謎が多い人物です。家賃代わりに家事をこなし、身の回りを気遣います。親切で、団地のお年寄りには何かと頼りにされ、いつもお返しの品に囲まれています。今仕事はしていません。旬の食材を取り入れた薬膳料理が得意ですが、ゆるやかにその効能を楽しんでいます。人間関係にも深入りせず適度な距離を保とうとするのですが、「さとこ」とは、互いに影響を与えあうようになっていきます。