17日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発し、午前終値は前週末比15円44銭(0.04%)高の3マン9164円87銭でした。朝方発表の2024年10〜12月の国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回り、機械や銀行株の一角などに買いが入りました。決算を発表した個別銘柄の物色が中心で、前週末の終値(3万9149円)を挟んで上下に小幅な動きにとどまりました。
円相場が「1ドル=151円台」に上昇したほか、トランプ米政権の輸入自動車関税に対する警戒感からトヨタやホンダなど自動車株は軟調でした。前週末に2025年3月期の連結純利益(国際会計基準)の見通しを下方修正したオリンパスが売られ、2024年12月期が最終赤字となった電通グループも大きく下げて株式相場の重荷となりました。
終値は、前週末比24円82銭(0.063%)高の3万9174円25銭で終えています。