「1ドル=152円34銭~152円36銭」(2月10日)
2月
10日
10日の東京外国為替市場で、円相場は5営業日ぶりに反落でした。17時時点では前週末の同時点に比べ33銭の円安・ドル高の「1ドル=152円16〜18銭」で推移しています。
10日は国内で事業会社の決済が集中しやすい「5・10日」にあたり、あす11日が祝日ということもあり、実需筋のドル買いが入ったとの観測が円相場を下押ししました。7日に開かれました日米首脳会談では、<トランプ米大統領>から過度な円安・ドル高へのけん制がなかったと受け止められ、積み上がった円買いの持ち高を減らす動きが出ています。
朝方は円買い・ドル売りが先行しました。日本時間10日朝に、<トランプ米大統領>が米国に輸入される鉄鋼・アルミニウム製品に(25%)の関税をかける方針を明らかにしています。<トランプ米大統領>は7日にも、貿易相手国が米国製品にかけている関税を米国側も同じようにかける「相互関税」を導入する方針を示しました。関税の強化によって米景気が悪化するとの懸念から7日の米株式相場は下落しており、「低リスク通貨」とされる円買いに流れています。