5日、トヨタ自動車は2025年3月期の連結業績予想を上方修正し、純利益を従来の3兆5700億円から4兆5200億円に引き上げたと発表しました。
販売が好調なハイブリッド車(HV)や、為替が想定より円安で推移していることが利益を約1兆円押し上げています。ただ認証不正の影響による生産の落ち込みなどがあり、過去最高だった前期比では(8.6%減)を見込んでいます。
売上高は46兆円から、過去最高となる47兆円に上方修正しています。本業のもうけを示す営業利益も、4兆3千億円から4兆7千億円に引き上げました。円安ドル高などの為替変動により、営業利益が5400億円押し上げられると試算しています。
同時に発表しました2024年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比(4.9%増)の35兆6735億円、純利益が(3.9%増)の4兆1003億円でいずれも4~12月期として最高でした。本業のもうけを示す営業利益は(13.2%減)の3兆6794億円でした。