3日の東京外国為替市場で10時すぎには円が対ドルで一時「1ドル=147円25銭」近辺と(8月20日)以来およそ1か月半ぶりの安値をつけています。前日比でおよそ3円下落しています。金融政策の正常化に前向きだとみられていた<石破茂首相>の利上げに慎重な発言が伝わり、円買いポジションを巻き戻す動きが優勢になっています。
2日、<石破茂首相>は首相就任後初めて日銀の<植田和男総裁>と面会し、「追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」との認識を示していました。
日本時間3日午前の取引で米長期金利の上昇が続き、日経平均株価が急反発しているのも円相場の重荷となりました。
自民党総裁選の結果公表直前につけた安値(1ドル=146円台半ば)を明確に割り込み、市場では損失覚悟(ロスカット)の円売り・ドル買いが出ているようです。