17日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、午前終値は前週末に比べ753円22銭(2.06%)安の3万5828円54銭でしたた。外国為替市場での円高・ドル安を背景に、自動車や機械といった輸出関連株に採算悪化を懸念した売りが出ています。前場中ごろには東京エレクトロンなど値がさの半導体関連株が下げ幅を拡大し、日経平均を押し下げています。
一方で日米金利差の縮小観測から16日の外国為替市場では円相場が
「1ドル139円台円台」と約1年2カ月ぶりの水準まで上昇しています。足元では「1ドル=140円台半ば」まで上げ幅を縮めていますが、東京市場はダウ平均の最高値より円高進行への警戒感が強く、ホンダやトヨタなど自動車株が軒並み下落しています。
前引けにかけては半導体関連株が一段安となり、日経平均は下げ足を速めました。市場では、足元で上昇していた米ハイテク株が前日に下落したなか、(FOMC)を前にポジション調整の売りが強まったようです。
終値大幅続落し、終値は前週末に比べ378円54銭(1.03%)安の3万6203円22銭でした。