世界で最も短い詩「俳句」に人生をかけた俳人<金子兜太>(1919年〈大正8年〉9月23日~2018年〈平成30年〉2月20日)の2019年製作のドキュメンタリー『天地悠々 兜太・俳句の一本道』が、2024年9月10日より公開されます。
「詩というものの本当」を目指し、有季定型の伝統にとらわれず、人間と社会の自由な表現に挑んだ俳人<金子兜太>です。1919年に埼玉県で生まれた彼は、海軍の一員としてトラック諸島で太平洋戦争を体験し、「この人たちに尽くせることをやりたい」と26歳で帰国。
それ以降、戦後俳句の第一人者として活躍を続けました。2012年から2018年に他界する直前までの7年間にわたって行ったインタビューを織り交ぜながら、その生涯を追います。
監督は『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』・『笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ』など長寿の偉人たちのドキュメンタリー作品を撮り続けてきた<河邑厚徳>が務めています。書家としても活動する俳優<本田博太郎>が朗読、アナウンサーの<山根基世>が語りを担当しています。