ファルコン昆虫記(1120)【アオバハゴロモ】
7月
19日
カメムシ目ヨコバイ亜目アオバハゴロモ科の白い綿状の【アオバハゴロモ】の「幼虫」を「ホトトギス」の茎で見つけましたが、その後「成虫」を確認することができました。
今回は、花も咲き終わった「紫陽花」の茎に【アオバハゴロモ】の「成虫」が2匹並んでいるのを発見し、その間に白い体色の「幼虫」を確認することができました。
「幼虫」は白いロウ物質をまとった姿で、一見成虫とは似ても似つかない雰囲気を持っています。分泌したロウ物質は、お尻につけたり全身にまとったりするのですが、植物の茎にも付着し部分的に白っぽくなっているのを見つけます。その様子から「しらこばば」との呼び名もありますが、ラテン語の学名は「Geisha distinctissim」となっています。学名の中に「Geisha(芸者)」と入っている名称とは対照的です。
体の全体は淡い緑色をしているのだが、よく見ると羽の縁(ふち)はピンク色になっているのが、「Geisha(芸者)」のイメージを与えたのでしょうか。