『密輸 1970』@<リュ・スンワン>監督
7月
6日
海を舞台に巨額の金塊を巡って繰り広げられる騙し合いの行方を実話に着想を得て描き、2023年・第44回青龍映画賞で最優秀作品賞など4冠に輝いた2023年韓国製作の『密輸 1970』が、2024年7月12日より公開されます。
1970年代半ば、韓国の漁村クンチョンでは海が化学工場の廃棄物で汚染され、海女たちは失業の危機に瀕していました。リーダーの「ジンスク」は仲間たちの生活を守るため、海底から密輸品を引きあげる仕事を請け負うことになります。しかし作業中に税関の摘発に遭って「ジンスク」は逮捕され、親友「チュンジャ」だけが現場から逃亡します。
2年後、ソウルからクンチョンに戻ってきた「チュンジャ」は、出所した「ジンスク」に新たな密輸の儲け話を持ちかけます。密輸王「クォン」、チンピラの「ドリ」、税関の「ジャンチュン」らさまざまな者たちの思惑が入り乱れるなか、海女たちは人生の再起をかけた大勝負に身を投じていきます。
『国家が破産する日』の<キム・ヘス>が「チュンジャ」役、『完璧な他人』の<ヨム・ジョンア>が「ジンスク」役を務め、『モガディシュ 脱出までの14日間』の<リュ・スンワン>が監督を務めています。