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- ファルコン昆虫記(1029)【ジョロウグモ】(7)
網を補修中のクモ目ジョロウグモ科ジョロウグモ属の【ジョロウグモ(女郎蜘蛛)】です。夏から秋にかけて、網の糸は光が当たると黄色を帯びてよく目立つ大きな網を張るクモです。大型の造網性のクモで、非常によく知られたクモだと思います。
体形から「メス」ですが、腹部には幅広い黄色と緑青色の横縞模様があるのが特徴で、腹部下面に鮮紅色の紋がなく、腹部もそう大きくありませんので成熟した「メス」ではありません。
5月中旬頃に産まれ、<メス>は8回ほどの脱皮を経て成体となり、10月頃に成熟期を迎えます。ちなみに、生まれたての子グモは体が赤いのが特徴です。秋頃の産卵時期になると卵が入った卵嚢を作り、卵嚢の状態で冬越しをして、春に孵化するというサイクルになっています。
【ジョロウグモ】は体が大きい割に寿命が短いのが特徴です。春に孵化し、冬時期に入って寒くなる頃に寿命を迎えて死んでしまいます。産卵が秋頃に行われ、その後の12月頃が寿命となる時期です。孵化してから寿命を迎えるまで1年もありませんので、かなり短命な蜘蛛と言えます。
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