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- 今年の読書(48)『逆ソクラテス』伊坂幸太郎(集英社文庫)
本書『逆ソクラテス』は、2020年4月単行本として刊行され、「2021年本屋大賞」ノミネート作品・「第33回柴田錬三郎賞」受賞作品で、2023年6月25日に文庫本として発売されています。5篇の小説が収録され、巻末には、文庫化記念インタビュが掲載されています。
●『逆ソクラテス』、カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎えます。
●『スロウではない』、運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまいます。
●「非オプティマス」、覇気のない担任の先生が2年前に恋人を自動車事故で亡くしたことを知った少年たちのとった行動は。
●『アンスポーツマンライク』、小学生最後のミニバスケット大会。仲間五5人は、あと一歩のところで、負けてしまいますが、その後の5人の人生が再び交錯していきます。
●「逆ワシントン」、クラスメートの新しいお父さんのDVを疑った少年たちは、心配してある作戦を行います。
文中『ゴッドファーザー』や『トランスフオーマー』・『ピクセル』などの映画の台詞や描写が登場しており、映画ファンとしてニヤリとさせられました。
小学生という子供のとる行動の奇想天外さと心の動きが楽しめる、究極のアンソロジーでした。
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