日経平均株価(7月6日)@終値3万2773円02銭
7月
6日
世界景気の先行き不透明感から5日の米株式相場が下落し、東京市場でも運用リスクを避ける目的の売りが優勢で下げ幅は一時480円を超えましたが、下値では買いが入り下げ渋っています。
7月上旬は上場投資信託(ETF)の分配金捻出に向けた売りが出る見込みで、需給悪化への警戒も重荷でした。米利上げ継続観測の強まりを背景に、5日に主要半導体株で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が(2%)超下落。6日の東京市場では値がさの半導体関連株が軟調で、日経平均を押し下げました。
もっとも、国内の機関投資家や一部の個人投資家の押し目買い意欲は根強く、3万3000円を割り込んだ場面では買いも入り、日経平均株価は前引けにかけて下げ幅を縮小しています。
後場は一段安となり一時下げ幅は700円越え「3万2637円72銭」の安値を付けています。前日の欧米株安などを背景にアジアの株式相場が総じて軟調で、日本株相場にも売りが波及しています。
終値は3営業日続落し、前日比565円68銭(1.70%)安の3万2773円02銭で終えています。