<藤井聡太棋聖>(187)棋聖3連覇@第93期棋聖戦5番勝負
7月
18日
後手の<藤井聡太棋聖>が104手で勝ち、シリーズ成績3勝1敗とし、棋聖3連覇、5冠を堅持しています。19日に20歳の誕生日を迎えますが10代最後の節目の対局を白星で飾っています。10代でのタイトル獲得は合計9期としています。
今シリーズは、<永瀬拓矢王座>が先勝しましたが、<藤井聡太棋聖>が2連勝して王手をかけていました。第4局は<永瀬拓矢王座>の先手で始まりました。戦型は相掛かりに進み、両者の対局では千日手になった第1局以来5局ぶりとなりました。相掛かりの序盤で歩を2枚損する代わりに、敵の飛車にプレッシャーをかける手順が奏功して主導権を握っています。終盤でも攻め手を緩めず、一気に寄せ切っています。
対局は午前9時に始まり、各4時間の持ち時間のうち、消費時間は永瀬3時間52分、藤井3時間41分。終局は午後6時30分でした。これで両者の大戦成績は<藤井聡太五冠>の10勝4敗となっています。
<藤井聡太五冠>は「棋聖」と「王位」の2つのタイトル戦を並行して戦っていましたが、「棋聖」を防衛したことで、この夏は<豊島将之九段>の挑戦を受ける「王位戦7番勝負」に集中できます。挑戦を受けています「王位戦7番勝負」は現在1勝1敗です。第3局は20、21日に