神戸：ファルコンの散歩メモ

１５日、新潟県新潟市西蒲区の「高志の宿　高島屋」にて、持ち時間が各４時間の１日指し切り制での第９３期棋聖戦５番勝負第２局が行われ、３連覇を狙う＜藤井聡太棋聖＞（19・王将、竜王、王位、叡王の五冠）が挑戦者＜永瀬拓矢王座＞（２９）を１３８手で下し、シリーズ成績を１勝１敗のタイとしています。

3日の第１局は異例となる２度の千日手指し直しの末、＜永瀬拓矢王座＞の勝利でした。＜藤井聡太棋聖＞はタイトル戦の連勝を１３で止められ、対永瀬３連敗（７勝）を喫していました。

しかし、第２局は後手番ながら角換わり腰掛け銀の戦型で粘り強く抗戦。難解な中盤を経て、最終盤は左辺からの猛攻をぎりぎりかわし、一瞬のスキを突いて相手王を寄せ切りました。

永瀬は今年度（４月以降）無傷の７連勝と好調でしたが、初の黒星となっています。

第３局は、７月４日に千葉県木更津市「龍宮城スパホテル三日月」で行われます。＜藤井聡太棋聖＞はその前に第６３期王位戦７番勝負開幕局（６月２８、２９日・愛知県犬山市）で＜豊島将之九段＞（32）との対局があります。