スウェーデンNATO加盟
5月
16日
「フィンランド政府」も加盟方針を決めており、北欧の中立2カ国が「ロシアの脅威」に対処するためそろって西側軍事同盟に加わる方向となりました。
スウェーデンは、1815年のナポレオン戦争終結以降、軍事中立を伝統とし、米主導で欧州の集団防衛を担う(NATO)と距離を置いてきましたが、19世紀から続く同国の非同盟の立場を転換させます。しかし、ウクライナ侵攻で国民の加盟支持が増大。与党内では意見が割れていましたが、フィンランドが15日に先行して加盟申請を発表し、これに追随する形で党執行部会が申請支持を決めています。ただ、同党は声明で「核兵器と恒久基地の領内設置については留保する」とも付け加えています。
社民労働党を率いる<アンデション首相>は「国の安全のためには加盟申請が最善だ」と主張。「バルト海沿岸で唯一の非加盟国となれば非常に弱い立場に追い込まれる」として、フィンランドと共に加盟を求めることが重要だと述べています。