<のん>『さかなのこ』@<沖田修一>監督
3月
8日
『横道世之介』でもタッグを組んだ<沖田修一>と<前田司郎>が脚本を手がけた本作は、<さかなクン>の自叙伝をフィクションも織り交ぜながら大胆にアレンジした作品になっているようです。
主人公は<のん>演じる寝ても覚めても魚のことばかり考えている「ミー坊」です。魚を毎日見つめ、描いて、食べる「ミー坊」を心配する父親とは対照的に、母親は「ミー坊」を温かく見守り、背中を押し続けます。
高校生になっても変わらず魚に夢中ですが、町の不良ともなぜか仲良く、まるで何かの主人公のようにいつの間にか中心にいる「ミー坊」でした。やがて1人暮らしを始めた「ミー坊」は、思いがけない出会いや再会の中で、たくさんの人に愛されながら、自分が進むことのできるただ1つの道にまっすぐ飛び込んで行きます。