「ニッカウヰスキー西宮工場」操業終了
2月
16日
また併せて、アサヒビールの神奈川(神奈川県南足柄市)、四国(愛媛県西条市)、博多(福岡市)の3工場もそれぞれ操業を順次ストップします。神奈川と四国は2023年1月末、博多は2025年末に操業停止する予定です。このうち博多工場は近隣へ移転、2026年から新九州工場(仮称)として新たに操業を始めます。
「ニッカウヰスキー西宮工場」は1959年9月に操業を開始しました。もともとはウイスキーを製造していましたが、1998年に設備を仙台工場へ移転。現在はアサヒビールが飲食店向けに販売する「樽ハイ倶楽部」(10リットル)と「樽詰めハイボール」(10リットルと19リットル)を生産し、年間生産量は約1万5790キロリットルに上ります。
ニッカは西宮にゆかりがあり、前身の「大日本果汁」を資金的に支えた大阪の資産家、<芝川又四郎>の別邸や果樹園が西宮・甲東園にあったといいます。
<芝川又四郎>は、ニッカ創業者の<竹鶴政孝>がスコットランド留学から帰国後に住んだ大阪・帝塚山の家の大家でした。<竹鶴政孝>をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説第91作『マッサン』( 2014年9月29日 ~2015年3月28日)では、大家の邸宅として西宮市内の洋館がロケに使われています。