6日、新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」が開かれ、直近の感染状況を分析しています。厚生労動省は会合で、感染力が強い「変異株(オミクロン)」の疑い例の占める割合が2日までの1週間で全国では46%に達したとの試算を公表しています。
専門家組織は、全国での新規感染者の急増に伴い、療養者や重症者が増加傾向にあるとの見解をまとめています。(オミクロン)については「急速な感染拡大が懸念される。医療提供体制が逼迫する可能性に留意する必要がある」と指摘。年末年始に人の移動や接触が増えたことなどを挙げ、さらなる感染拡大に警鐘を鳴らしました。
厚生労動省は、2日までの1週間に確認された感染者約2100人に対するPCR検査の結果を分析。(オミクロン)の疑い例が占める割合は、感染者が急増する沖縄県は73%で、広島県75%、山口県71%、東京都34%などとなっています。
報告によりますと、5日までの1週間に確認された新規感染者数を前週と比較すると、広島24.69倍、山口11.11倍、沖縄6.95倍と大幅に増加しています。
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