日経平均株価(12月17日)@終値2万8545円68銭
12月
17日
17日、日銀は金融政策決定会合で、新型コロナウイルス禍に対応した資金繰り支援策の縮小を決めています。大企業に対しては予定通り来年3月に終了する一方で、中小企業の支援策は半年間延長します。現行の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)付き量的・質的金融緩和政策は現状維持としましたが、株価指数先物に売りが増えたのにつれて現物株も下げ幅を拡大しています。
米連邦準備理事会(FRB)による金融政策正常化の前倒しで米長期金利の先高観がくすぶるなかで、金利上昇が逆風になりやすいハイテク株の一角である半導体関連に売りが出ました。半面、自動車や商社などには買いが入り、相場を支えています。
前日の米株式市場でのハイテク株安を受けて朝方から売りが先行しています。前日に節目の2万9000円台を回復した後の週末とあって、いったん持ち高整理の売りも出やすい情況でした。