<レジェップ・タイイップ・エルドアン>大統領
3日、トルコ統計局が発表した11月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比(21.3%)の大幅な上昇となっています。上昇率は前月の(19.9%)を上まわりました。
<エルドアン>大統領(67)の利下げ圧力を背景としたインフレ加速が一段と鮮明になっています。金利は今後も低下するとの見方を示し、短期的な外国資金への依存から脱却し、国内生産と輸出で繁栄する経済への転換を主張しています。
トルコ中銀は、「高金利がインフレを招く」と訴える<エルドアン>氏の圧力で、9月以降3カ月連続で利下げを断行。この結果、外国為替市場でトルコリラは経済政策の方向性を巡る懸念から最安値を更新しており、11月だけで(27%)値下がり、インフレ高進に拍車が掛かっています。
トルコ中銀が9月にハト派的なスタンスに転じたことを受け、<エルバン>財務相氏は<エルドアン>大統領に政策方針の見直しを説得できる可能性のある最後の閣僚の1人とみられていましたが、<エルドアン>大統領は2日未明、<エルバン>財務相の辞任を承認し、後任に<ネバティ>副財務相を指名しています。
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