ダウ平均株価(9月28日)@終値3万4299ドル99セント
9月
29日
米長期金利の上昇が続き、相対的な割高感が意識されたハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄が売られました。米連邦政府の債務上限問題への懸念も投資家心理を冷やしています。
28日の米債券市場で長期金利は一時(1.56%)と6月中旬以来の高水準を付けました。22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、長期金利が短期間に急速に上昇しています。ハイテク株が軒並み売られ、ダウ平均の重荷となりました。
上院共和党は27日、今年12月までのつなぎ予算と来年12月まで米連邦政府の債務上限の適用問題を凍結する措置を一体化した法案の上院本会議での採決を阻止しています。米連邦政府の閉鎖やデフォルト(債務不履行)の可能性が意識されたのも株式の売りを促しました。ダウ平均の下げ幅は午後に一時600ドルを超えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落し、前日比423.287ポイント安の1万4546.683で終えました。下落率は(2.8%)に達し、今年3番目の下げ幅でした。