<イエレン>米財務長官@債務上限問題
9月
9日
財務長官はこれまでも議会に対応を急ぐよう求め、米議会予算局(CBO)は「10月か11月に通常の支払いができなくなる」との試算を示してきました。
2019年に議会が決めた債務上限の一時適用停止は7月末に期限が切れ、政府は8月から借金を増やせなくなっています。
上限の引き上げや一時適用停止といった措置を議会が講じず、政府の手元資金が尽きれば債務不履行(デフォルト)に陥る恐れがあります。<イエレン>米財務長官は議会が対応をぎりぎりまで先延ばしすることは「企業や消費者の信頼を著しく損ない、納税者の短期的な借り入れコストを引き上げ、米国の信用格付けにも悪影響をおよぼす」と強調しました。
民主党、共和党は互いに債務膨張の責任を押しつけ合い、対応を講じる目途がたっていません。<イエレン>米財務長官は「現在進行中の世界的大流行に苦しんでいるときに、米国の全信用を危険にさらすことは特に無責任だ」としています。