中国政府は26日、インターネット業界の集中的な取り締まりに着手したと発表しています。「安全で秩序ある市場環境を整備する」のが目的だと説明しており、半年間かけて問題行為を調べます。
中国当局は、ネット通販最大手の「アリババ集団」など国内IT大手への統制を強めており、業界への逆風がさらに増すとみられています。
工業情報化省の発表によりますと、市場秩序の妨害や、利用者の権利侵害、データの安全への脅威などが取り締まり対象となるようです。
同省は、既に取り締まりを始めているといい、具体的には他社のネットサービスの妨害や、第三者にデータを提供する前に利用者の同意を得たかなどについて調べを進める模様です。
<習近平>政権は、中国の経済、社会への影響力を増した国内IT大手を警戒して統制強化を進めています。24日には国家市場監督管理総局が、国内ネット音楽配信市場における独占行為で、中国IT大手の「騰訊控股(テンセント)」に対し独占禁止法違反で是正措置と罰金50万元(約850万円)の支払いを命じたと発表しています。
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