米商務省が28日発表した4月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同期比(3.6%)上昇しています。
伸び率は2008年9月以来、約12年半ぶりの高水準となりました。新型コロナウイルスのワクチン普及により、経済活動の正常化が進展。需要が拡大し、物価を押し上げています。
変動が大きい食料品とエネルギーを除くコア指数は(3.1%)上昇。1992年7月以来約29年ぶりの高さでした。
米国では、飲食店などサービス業の営業制限を緩和する動きが広がり、物品だけでなく、サービス価格も前月から高い伸びを示しています。コロナ拡大の影響で低迷した前年の反動に加え、半導体供給の混乱を受けた製造業などでの生産停止や、失業者の復職の遅れによる労働力不足も影響したようです。 今後、ゼロ金利政策解除や量的金融緩和縮小の議論が活発化する可能性が出てきそうです。
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