神戸：ファルコンの散歩メモ

著名投資家＜ウォーレン・バフェット＞（９０）率いる米バークシャー・ハサウェイは２７日、毎年恒例の１５ページにわたる年次書簡としての「株主への手紙」を公表し、２０２０年の自社株買い総額が２４７億ドル（約２兆６０００億円）と、過去最高に上ることを明らかにしています。

一方、「米国の衰退には絶対に賭けるな」と強調し、米国経済への強気姿勢を維持しました。

同社は昨年、米天然ガス関連事業や日本の商社株取得などに積極的に資金を投じ、保有銘柄の上位には、発行済み株式の約５％を持つ伊藤忠商事も登場しました。ただ、大型買収の機会はなく、昨年末時点の手元資金は１３８３億ドル（約１４兆７０００億円）にも達しています。

バークシャーは２７日、今年の年次総会を本社のあるネブラスカ州オマハで行わず、パンデミックを踏まえバーチャル形式で実施し、ロサンゼルスで撮影されると発表しています。