『異邦人』@<ルキノ・ビスコンティ>監督
2月
28日
第2次世界大戦前のアルジェ。会社員の「ムルソー」のもとに母の死の知らせが届きます。葬儀で涙も流さない彼は翌日、元同僚の女性と喜劇を見に行き夜を共にします。その後、友人とトラブルに巻き込まれた「ムルソー」は預かっていた拳銃でアラブ人を射殺してしまいます。
太陽がまぶしかったという以外、「ムルソー」自身にも理由はわからず、非人道的で不道徳だと非難された彼は裁判で死刑を宣告されます。
生きることに無関心な「ムルソー」を<マルチェロ・マストロヤンニ>が好演し、日本では英語版で公開されました。その後は短縮吹き替え版などがテレビ放送され、権利関係の問題でソフト化などもされずにいましたが、2021年3月に復元されたイタリア語オリジナルの「デジタル復元版」で、2021年3月5日より劇場公開が行われます。